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恐怖の入学式

この作品は初心者の小説なのでそれをご了承のう絵で見て下さるとうれしいです。

  入学式の正午、天気は僕の入学を待っていたかのような雨。

 母はため息をして吐きつぶやいた。

「ハァ…あなたの入学式はいつも雨ね」

「うっさいなー。俺のせいじゃねーだろっ」

 天気なんて俺が変えれることではない。

 自慢ではないが僕の入学式、卒業式などのイベントは必ずと言っていいほど雨が降るのだ。

 チッ・・ほんとついてねぇな・・・・・・

 ここ一週間は20度以上あった雲ひとつない快晴だったというのに・・・。

 ため息を漏らしTVをつけて天気予報を見る。

「明日からまた一週間ほど晴れが続くでしょう。洗濯物などをほs」

 予報士の言葉を最後まで聞くことなくTVを消した。

 叫ぶ気力もなくなりため息を漏らした。

 そんなところに母がご飯を持ってきて、TVを付けようとした。

「オイオイオイ ちょい待てぇ」

 これ以上天気のことを聞くのが嫌だったので必死に止めたが、母は問答無用でTVを付けた。そして

 痛みつけるかのように天気予報を見た。

 聞くのが嫌だったので耳をふさいだが意味なく音は普通に聞こえてしまう。

 だが、予報士からは嬉しい一言があった。

「今日の雨は午後2時に止む見込みがあります」

 入学式は午後の1時半から開会である。

 飛び跳ねて喜んでしまった。

 もしかしたら入学式の写真ぐらいは傘を持たずに撮れると嬉しかったからである。

 俺は傘を持って写真を撮るのがとても嫌いのなのである。

 ご飯を食べ終わり制服に着替える。制服はブレザー。

 ネクタイを締めて鏡で変なところがないか確認する。

 「よしっ」

 と言って、ほっぺたをパンパンと二回たたき気合いを入れる。

 家を出る時間になった。

 前日に準備していたバッグを肩にかけ傘をさし母と一緒に家を出る。

  

  俺の名前は、大塚和徳(おおさわかずのり)。親しい友人には名字の頭と名前の頭を

取って大和(ヤマト)と呼ばれていた。

 家からは徒歩20分ほどで着く近場の高校に入学した15歳のごく普通の男。体はちょっと細身。

 家は2階建ての一軒家。父、母、姉、俺の四人で住んでいる。

 勉強はまあまあ。ゲームや音楽、漫画なども普通に読んだリしている。得意な教科なし。

 だけどそんな俺にも苦手なことがあった…美術である。

 絵は幼稚園児よりヘタクソ。猿のような絵である。(美術の授業で真面目に絵を描いえいても

 怒られることがあったほど…)

 なので学校ではできるだけ絵に関わらないようにすると決めていた。 

  

  自己紹介をしているうちに学校が見えてきた。

 学校の外見は少々汚れているが中は意外と綺麗な学校だ。(中学の時校舎見学の時に一回来てい

るから中のことは大体分かる。)

 学校の近くまでいくと2.3生であろう人たちが部活勧誘をしている。

 一年生は部活に強制入部なのでなにかしらに入らないといけないが、まだ『○○部に入ろう』な

ど考えてはいない。

 そんな時、かなり可愛い女の先輩に部活案内の紙を貰った。黒目が大きい目をしていて髪が

長くいい香りがした。

「先輩のような綺麗な女性がいる部活に入りたいな~」

 ニヤニヤしながら紙を見たら…漫画研究部と書いてあった。

 さっきまでのニヤニヤした顔とがっかりした顔が混ざり妖怪みたいな顔になってしまった。

 そこで母が

「なに変な顔してるの~? おっかし~・・ハハハ」

 と、追い打ちをかけるかのように笑いだした。

 ぶっ飛ばすぞこのババア。

 怒りと悲しみを隠しながら校舎に入ろうとしていた。

 下駄箱に行って体育館に行くために上履きに履き替えようとした、その瞬間背筋が凍ってしまった。

「ああああああああああああ」

 思わず叫んでしまった。周りにいた同じ新入生の1年生がびっくりしてこちらを見ている。

「どうしちゃったの?」

 母の問いかけに正直に答えた。

「上履き忘れた」

 冷や汗を拭きながら言った。

「バカでしょ?なんで入学式に忘れ物をするの?頭大丈夫?」

 母はたま毒舌で話すのは知っていたのだが、ここまで言ってきたのは初めてだ。

 言い返せないので下唇を噛んで俯いた。

 しょうがないのでスリッパを借りた俺は体育館へ向かった。

 

  体育館にはクラス分けの掲示板があり、俺は6組だった。

 ある名前を探してると横から声が聞こえてきた。

「同じクラスだね~ やった~」

 いきなり話しかけるなよ。びっくりするだろ。

 こいつが探してた名前の奴だ。

 こいつは中学校が一緒だった友達である。

 その友達の名前は、高橋麻実(たかはしまみ)

 中学の時に結構話していた女友達である。

「そうだな~」

「も~ 反応鈍いな~。もしかして嬉しくなかった?」

 麻実はやたら語尾をのばす話し方をする。

 かなり元気な奴だ。

「はいはい嬉しい嬉しい もう開会式始めるぞ。並ぼうぜ」

「テキトーだな~ じゃあ並ぼっか」

 クラスごとに並ぶらしい。

 並んで少したった後教頭が開会の言葉を言った。

 教頭が開会の言葉を言った後に校長が話があった。

「この学校の校長先生です」

 んなこと知ってるよ。大体校長が自分で校長『先生』って言うか? 大丈夫か?このハゲ・・・。

「私が言いたいことは2つです。勉強と部活、あるいはアルバイトなどはどれも両立して行いましょう。部活を選ぶときは慎重に考えて決めましょう。この二つだけです。部活動は3年間続けることなので『楽そう』や『可愛い子がいる』などの理由で選ぶのはできるだけやめましょう。」。

 できるだけでいいのかよ 大丈夫か?・・校長・・・・・。

 閉会の言葉が終わり先生が生徒を教室へと案内する。

 

   不安や楽しみの気持ちで教室に向かった  

  

 


登場人物


大塚和徳(おおつかかずのり) 男 この話の主人公

高橋麻実(たかはしまみ) 女 主人公の中学からの友達

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