ゼピュロスの試験
森の中で目を覚ました少年ウェンシャは辺りを見渡してどうしてこんな所で寝ていたのか考え込んでいた。
「…なんで僕こんな所で寝てたんだろ?ていうかなんかわすれてるような??」
ウェンシャは今日この日山を出てゼピュロス学園の試験に向かわなければならなかったのだ。そのことを思い出しウェンシャは慌てて立ち上がった。
「ヤバい!ヤバい!早く行かないと試験が受けられなくなっちゃうよ!!」
それだけは絶対にダメだと思い一気に走り出し木の枝を掴んで別の木に移り森の中を抜けた。下を見下ろすとゼピュロス学園の場所を見つけ出した。
「あ!あそこだ!!」
ウェンシャは無事試験会場までたどり着くことができたのだが…見事に大遅刻を噛ましていた。
「次受験番号12の人お名前を」
「はーい、ウェンシャです。」
ウェンシャは大遅刻をかましたものの奇跡的にまだ試験自体は始まっておらず出席確認の最中だったためこっそりと他の受験者と混ざっていたのだ。
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「それでは皆さんこれから試験の説明をさせて頂きます。我がゼピュロス学園には第1第2第3までの試験がございます。第1試験では体力、知識、魔力の基礎を計らせていただきます。
それで皆さん……スターーーと!!!」
その試験管の合図とともに受験者達の立っていた地面が揺れだし崩れ気づけば地面には大きな円状の空洞が空いていた。




