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毎日の短歌がついに百を超え  作者: 飛山亭


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6/6

06.丸の内 満たす器は ろくろから

01.眠れない眠れないけど眠いのと

  ぐずる子を抱き眠れない日々


02.七度九分あなたに貰って咳一つ

  市販薬ではのぼせたままに


03.螺旋へと渦なす歴史託す血よ

  地に縛られずとこしえにあれ


04.雪に起き鉄板滑り教室へ

  明日の霜焼け濡れた靴下


05.ナンテンにウサギを見たのはいつからか

  記憶にあれど未だ作れず


06.涼しげに夕鳴く声ぞ涼しけれ

  蝉呼ぶ夏に蛙鳴く秋


07.閉じた目に数え切れない星浮かべ

  羊呼ばずにしじまに寝入る


08.年賀状価格とともに減りゆけど

  筆の重みは一文字以上


09.排水に潜む熱から昇る靄

  知らずしかめる冬の寒さよ


10.汗濡れる夏の日差しはあきあき

  と冷房浴びて一寒の氷


11.脳の右眠りの蜘蛛は巣を広げ

  悪しき夢から胡蝶を守る


12.ストレッチ捻る度なる腰骨の

  ただの疲れと思えぬ痛み


13.似せ物は何より憧れ見たままに

  写す価値とは自身の重み


14.ガラス玉並べ比べる美しさ

  勝てぬ宝石別のクラスと


15.跳ね上がる高さ一つで跳び越える

  角も立たない丸の力で


16.転がった枕を照らす月明かり

  静けさの中寝入るを待てり


17.布団へと転がり見上ぐ窓の外

  綺麗な月の光は軽く


18.他人のこと目もくれないで好きかって

  信じたいからせめて見せてよ


19.藍の青空と結びて色を成す

  指まで染まる約束の色


20.かろやかなかってくどうもいいけれと

  形なし許す才なす容姿


21.また明日元気に私と出会うまで

  あなたで代わりに逃げててあげる


22.かごの中友の歌声聞き分けて

  最後に背後に立ったの誰だ


23.何度でも立ち上がるのがだるまさん

  見られてなくても転んで立って


24.飛んでって痛いの痛いのあいつらに

  お呪いなら届けてみせて


25.恋をする目と目に見える愛二つ

  四目で十分相視相愛


26.網膜の奥で波長が色を成す

  あなたと違う赤のクオリア


27.リンゴの実赤くないのが罪なのか

  ぶどうは血肉と教わるけれど


28.扁桃腺腫れるな受験日鼻うがい

  詰まれば出ないこたえよ今日は


29.釣り糸と吸い殻拾う堤防で

  さすがに困るコンドームとか


30.雨が好き匂いも音も冷たさも

  我が家の良さに気付けることも


31. 置手紙 言いっ放しを真に受けた

  困る横顔今日も見ている

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