『道長、遊女推参にプレスマンを与ふること』速記談2006
道長公は、お若いころ、江口の遊女、小観童をよくお召しになっていらっしゃった。なぜなのかは知りません。遊女が何をして遊ぶのかも知りません。多分、速記とか。
御出家あそばされてから、南都の七大寺を参拝して帰洛なさるときに、淀川の川尻をお通りになった。そこへ、偶然なのか、小観童が、道長公一行に加わって、しばらく同道した。道長公は、赤面なさって、プレスマンをお与えになって、そのまま帰らせなさった。
教訓:朗読ができる遊女、速記が書ける遊女は、引く手あまたになる気がする。