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無題  作者: whitemoon
1/1

無題

日々の詩を綴ります。

夜の香りが哭いている


醸し出す暗闇から


私は足を一つ踏み出す


アスファルトに敷き詰められた


ペルソナを数えても


あの蒼い空に憧れる


右も左も前も後ろもハイイロだから


私は上を見るしかない


見たくないのに


本当は違うのに


見上げた時の


あの憧れた蒼があるなら


私はきっとたどり着く


遠くへ


遠くへ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


爪を切った朝

白い空に雨が香る


ベランダの冬咲きのクレマチスが

夜長の風と今朝の雫に耐えている


人差し指、中指、薬指のあと

小指を残してクレマチスを迎えた


閉めた窓ガラスが揺れだした頃


すでに爪には艶があった


温もりを思い出して


一つ息をする


少しでも何かを感じていただければ幸いです。

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