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イヌ
おれはまるで
おあずけを喰ことを喰らった
イヌのように
おまえに飢えている
ただひたすら
おまえのことを
待ち続けながら
おれは
おまえのことを
想っている
おれをこのまま
捨て去って
おまえはどこかへと
行ってしまうのか?
おれはまるで
野良犬のように
街中を彷徨い続けている
ご主人さまのことを
忘れられず
疲れ切った目で
道行く人たちを
眺めながら
おまえは
おれを飼っていた
ご主人さまだ
おまえのことを
心の底から
慕っていた
たのむから
おれを
迎えに来てくれ
さもなければ
おれの方から
おまえを探しに
出かけるよ
分かっただろ?
主導権を握っていたのは
おまえの方だったんだ
おれは喜んで
おまえの奴隷に
なってやるよ
今は分からなくてもいいさ
いずれ分かるときも
やって来る
おれはおまえの
飼い犬だ
たのむから
おれを見捨てたり
しないでくれ




