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under 500 Ⅱ

でも、だが、しかし、だけど

呼び出された。


あまり知らない人に。


こういうのは、告白くらいしかない。


たぶん、好きと言われるのだろう。


好きと言われると弱い。


だから、迷っていた。




指定された場所に行くと、男子が立っていた。


私は会釈をして、近づいた。


すると、ゆっくりと、その男子は喋り始めた。



「あまり、話したことはないよね」


「うん」


「でも、優しさが伝わってきたんだ」


「うん」


「だが、それを恋と言っていいのか分からなかった」


「うん」


「しかし、最近になり、目を見て話されたとき、恋に落ちたんだ」


「うん」


「だけど、自分に自信がなかった。誰かのために何か出来る人じゃなかったから」


「うん」


「でも、今は決意がある。僕と付き合ってください」


「少し、待ってもらえな、、、」


「だけど、少しでも気持ち悪いと感じたら、すぐ別れてもいいから」


「あっ、うん」


「しかし、気持ちは強すぎるから、フラれた後のことは、分からないよ」


「そう」


「だが、自分が幸せになる自信はあるよ」


「ああ」


「だけれども、、、」



真面目っぽいけど、転調が多いというか、何というか、かなり奇妙な告白だった。

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