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妄想論

なろう小説とアニメ化作品

作者: とびうお君

 なんと言うか身も蓋も無いが、のうきんを見てなろうってそんなに面白くないのじゃないか?と思えてきた。この作品が今かなり問題になってる。原作を無視しすぎて創っている。元々作者がGOサインだしたからだけど、なんというかなろう作品って作者だけのものじゃ無いよな。ランキングがアニメ化まで至る道筋を絡めて作品を創ってるので、この作者の無神経さが耐えられないものがある。


 この作者最近のアニメ知らないなと思う。良くこれでなろう書けたなって感心する。アニメ業界のクリエイターに何かに任せたらろくな事にならない。その結果がこれだが、ただそういった批判で終れば良いのだが、8話のポーリンとメイヴィスのほぼアニオリ改変で原作ファンが大きく変わってるが、原作もそれほどじゃないからアリじゃない?って出てきた。


 いやそりゃそうなんだけど、マジで初見としてかなり酷かったんだけど…。あれなろうで見てたら私PT入れないぞ?


 そこで思ったのは、なろうってそもそも大半の作品がイマイチなんじゃないか?と思う。イマイチだから改変してしまう。そうそのイマイチを私はもとめてると分かったんだ。なんだこのしょうもないのはそれよりはイマイチはマシなんだ。その微妙な差の重要性を強く言えないんだろうなと思う。


 これは相当意識して無いと強く言うの無理だと思う。悪い意味で冷静だなと思う。確かに私も6話に較べれば随分マシだった。ただ、それは6話が酷すぎただけだ。5話もそれほどは良く無いが、5話は全体の構成の問題なので、これはある程度仕方ないと思った。それに6話は解決編としてのバトルの部分の雑さが酷すぎた。


 ええーっと8話はじゃバトルましだったのか?と言うとパパとの戦いはまだましだったが。これもかなり淡白だ。2人の実家と絡めたのは面白かったが、ぽーりんの部分が淡白なのでポーリンとついでに片付けた感が出てしまってる。かろうじてダイジェスト感が無いのは、コメディだからに尽きる。笑いってそういうものなの?多分違うんだよな。


 イチイチなのは分かってるけど、それ以下に片付けられてどうなの?って事。もちろん最悪じゃない。ただそれなら何でも良いのか?と言うと、原作を生かさないなら原作を使った意味は?明らかにえんどろの続きをやりたいのが見えて仕方ない。あんな失敗作で補おうなんて本当に酷いものだ。


 イマイチでもましならそっちやらないと駄目なんだ。なろうがアニメのディープなオタに受けないのは仕方ない。それらは切り捨てても何故原作を使ったのか?がキチンと意味のある物にして欲しいのだが。イマイチなストーリーを思い切り雑に作っても劣化が少ないんだ。まあこれなんだよな。


 なろうが全体的に一部の例外を除いてイマイチなのは全面的に認める。だってそもそもそこまで期待して無いもん。でも、そのイマイチささえ壊してもっと劣化させるってどうなの?となる。元々が低いレベルなので失敗しても大きな失敗に見えないんだ。こんなイマイチなものでも上でしのぎを削った結果なんだ。


 その劣化版ではなろうじゃ上にこれ無い。こんなもの見せられてもな。


 なろうの外の人間にして見れば頑張った結果イマイチなのがすべて悪いとされるだろう。だがその小さな差異を楽しんでる側からすれば、それが劣化したものを見せ付けられてどうしろ?と言うんだ。何も補って無いんだ。何故なら上手くできてえんどろで、のうきんえんどろ以下…。


 なんで今見てるんだろう?ってなろうとここまで見てしまったから…。なろう部分でえんどろ駄目さを補ってくれないか?と思ってみたのに、えんどろ以下になってしまうとは。


 原作者の違いって大きな違いもあるけど、根本的な作りが悪いって点で、プリンセスプリンシバルと同時期のリリスパがあるんだけど、あっちは酷かったがプリプリは良かった。コメディじゃなくて、コント的にしなくちゃ笑いを交えてって難しいんだ。プリプリはまさになろう的、重い世界観をベースにライトに仕上げるだけでコメディじゃない。


 えんどろはまさにこのりりスパなんだ。真似するならプリプリにすべきだったんだ。要するになろうそのまま平均値やったほうがましだったと思う。まあプリプリほどの面白さは無いだろうけどね…。イマイチだから改変して良いなんてのはそう簡単になりたた無いんだよな。


 アニメ側視聴者にとっての問題は、なろうはイマイチだからだと思うよ。そんなすごい期待で選ばれた上位じゃないから。それでも下位の物と較べれば上に居る意味はあるんだよな。せめてなろう読者が楽しめない最低限すら無いならそこには何も無いよ。


 いやまあえんどろコント的な面強かった。全体的な設定はあるけど、そういうのはけいおんでもあるから。問題はそこじゃない。冒険者者ってもっと笑いに振らないと難しいと思う。可愛いに頑張ってしまったからなんだ。このすばがその成功作だけど、あれってそういう欲が無い。笑わせようって真剣だもん。


 可愛いがふざけてるとは言わない。両立させるのは大変って事。結果として可愛いとめぐみんが受けた部分とかあるからそっちの方が得なんだよな。このすばもその点で、ストーリーの流れががっつりしてしまうと苦しい部分がある。旨く行ってるストーリーもあるからコメディとしてストーリー物にしたのは前面的に失敗だと言えないけど、その点コメディって点でこのすばの作者って能力かなり高いな。


 その点も冒険者者ってストーリーラインのくっきりしたコメディとして創りにくい。笑いを載せるならこのすばはすごいが、ストーリー展開って意味の面白さなら慎重が圧倒的。これは本当に凄い。ある意味このすばよりすごいと思う。


 でも後発だけじゃなくて慎重はこのすばほど売れないだろう。異性キャラに売る力が無いからね…。あんまりBDが売れたどうのか?で上下関係決めるのは良く無い。異性キャラに魅力を感じたか?が異常に重要な売るポイントになるから、それをそうじゃない人を含めて面白いって基準でどうこういうのは間違ってるから。


 だらだら長くなったからもう一度書くけど、何故のうきんが駄目になったか?でのうきんだけじゃなくてなろうのストーリーは基本イマイチだから。ただイマイチはイマイチでもつまらないじゃないんだ。その差を楽しんでるなろう側からすればイマイチを切り捨てられるのは動機としては理解できるが結果イマイチが劣化して無味無臭みたいなものに仕上げられると我慢ならんものがある。


 まだ食えていたのになんだこりゃ?って失望だ。不味いってはき捨てるほどじゃないのってがなんとも言えない気持ちだ。


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