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1.決着

リメイク版の投稿を開始します

今作からの人も前作からの人も応援してくださると幸いです

薄暗い部屋の中で二人の男が剣を交えていた


「くっ」


ここにいるのはこの城の主と世界を救うべく戦う勇者だ。


「さぁそろそろ諦めろ魔王」


全身に伝説と云われる装備を身につけた勇者が剣を向けながら言った


「我々は争うつもりがないのに何故むやみな戦いなどを」


魔王は傷だらけになりながら勇者に向けて叫んだ


「理由?そんなの魔族と人間が仲良くなれるわけないからだよ」


「違う。我々は既に一部の人間と暮らしている。魔族を嫌っているのは教会だけではないか」


魔王は憎々しげに勇者を睨みながら、血を吐きながら叫ぶ


「教会の教えこそがすべてなんだよ魔王さん。神から魔王を殺せとお告げが来たんだ。だから僕は殺すだけ」


勇者は魔王に剣を向けながら薄い笑みを浮かべ見下ろす


「教会に操られてるだけの若造が何が勇者だ」


「その若造に殺られるあんたも魔王を名乗る資格なんかないでしょ」


勇者は魔王を挑発するようにいい放つ


「その挑発にのるのは少々しゃくだか良いだろう。魔王の底力見せてやる」


「俺ももう飽きちゃったしぱぱっと終わらせるか」


二人は剣を構え神経を研ぎ澄ます


「これで最後だ魔王」


「私のすべてをかけて貴様を倒す」


魔王は最後の力を振り絞り渾身の技を発動した

勇者も剣に込められた力を解放し迎え撃つ

二人の全力がぶつかると思われたその時


天の巫剣(アストライアー)


どこからかそんな女の声が聞こえた


「ウガァァァァァァァァァァ」


魔王は突如襲った攻撃に飲み込まれた


(何が起こった?)


魔王は血だらけになりながら顔だけを上げる


「急に攻撃しないげくれないかな」


「しょうがないでしょあんたいっつもとどめ挿すのが遅いんだから、やれるときに殺っとくのよ」


勇者が声を掛けると物陰に潜んでいた青いローブを着た女が出てきた


「まぁ結果的に瀕死に出来たから許してね」


「しょうがないな~。ま、僕も早く終わらせたかったしちょうどいいや」


勇者はゆっくりと魔王に近づく


「と、言うわけで死んでね魔王さん」


もう魔王はピクリとも動けなかった。そんな魔王に勇者は容赦なく剣を振り下ろしとどめをさした


「良し、これで任務完了だね。帰ろっか」


「そうね。こんなところに長く居たくないし」


そう言って勇者と女は姿を消した

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新作始めました
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