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神様をボコってみた

ちょっとだけ続くんじゃよ。

「ちょっとアンタ! 私のオシリ触ったでしょ‼」


満員電車から強引に押し出された駅のホームで、オレはいきなり手を掴まれた。


「はっ?」


みれば40代の化粧のケバい太った女性が、オレを睨みつけている。


「い、いや、人違いじゃないですか?」


学校で現役JKに囲まれて生活している花の高校生が、何が悲しゅうてオバハンの尻をなでまわさなきゃならんのか。ちなみにオレは彼女持ちだ。


「逃げたって無駄よ。制服で学校もバレてるんだから」


これが今ちまたでブームのチカン冤罪?


マイダディが満員電車に乗るとき、冤罪予防に鍋つかみをはめてるのを笑っていたが、こうなるなら素直に真似しとけば良かった。手袋してると痴漢冤罪を晴らすのにかなり有利なのだ。


「マジで人違いですから。勘弁してください」


オレは、手を振り払うと立ち去ろうとした。


「コラ!逃げるな。待ちなさ~い!」


ドコン!背を向けたオレにおもいっきり体当りをかますオバサン。猪か⁉


「うわわわーッ!」


そのまま3mはふっ跳ばされ、反対側のホームに転げ落ちるオレにめがけ、ちょうど猛スピードで接近してくる通過電車。


「あっ、コレってばオレ死んだよな?」


わりと冷静に呟いた。



††††††††††††††††††††



気がつくと白い部屋に、白い着物を着た、白髪に白髭のちっこい爺さんと二人で差し向かいに座っていた。


『こ、これはもしかして、テンプレのアレで、ここは例のアソコで、爺さんの正体はナニなのか?』


「そうじゃ。これはもしかしなくてもテンプレのアレで、ここは例のアソコで、ワシの正体はナニなのじゃ」


爺さんがオレの心の問に答えた。


てことはオレはやはり死んだらしい。


「その通り、お主はこの後トドに生まれ代わり、メス50頭相手に嬉し恥ずかしのハーレム生活が待っておるのじゃ。羨ましいのう」


いや、羨ましさの欠片もないだろ。


「そ、そこを何とか、人間に生まれかわらせてもらえませんか?小っこいけど神様なんでしょ?」


「うむ、ちっこいは余計じゃが、確かにワシは神は神じゃよ。ただしお主の世界の神ではないんでな。この世界ではあまり勝手な真似はできんのじゃ」


ん?この世界の神じゃない?


「実はじゃな。この世界の神を100年ぶりに訪ねてきたら、何やら電車とか言う神輿みこしの中で、老若男女が集まって押しくら饅頭をやっておるではないか。楽しそうな祭りなんで混ざってみたのじゃ。

すると、先ほどの女人にょにんがワシの顔に尻を押しつけて来たのでな。思わず撫でてしもうたw 傑作傑作」


「犯人はお前かーー!!」


自称神様らしき爺の頭を両手でわしづかみにすると、そのまま真上にジャンプし体重を乗せて頭頂部に頭突きをかました。


ズゴン‼


「アタタタッー!何するんじゃー貴様、死んでしまうではないかー!」


頭を抱えて転げ回る神様。


神様が死ぬかどうかは知らんが、むしろ死んでしまえ。


「それはこっちのセリフだ。尻をなでただとー!? しかもあんなババアを、このド変態」


「変態じゃと?何を言うか。ワシからみれば人間の女など皆うんと年下の女童めわらべみたいなもんじゃぞ!」


まあ、確かに神様からみればどんなババアもロリになるのかも知れんが。それはそれで変態だ。


それより、さっき気になるセリフを言ってたような?


「この世界では?てことは、別の世界なら何とかなるのか?」


「うむ、流石に今回の件ではワシも責任を感じておるのでな。お主が望むなら、ワシが元いた世界で今の姿と記憶のまま、復活させることも可能なのじゃが?」


「偉大にして全能なる神よ、どうか我願いを叶えたまえ」


オレは土下座を超えた土下寝で感謝の意をあらわした。

(ちなみに土下寝とは江戸時代の大奥に本当にあった服従の最上級表現である)


「お主、かなり分かりやすい性格じゃのう。まあワシが撒いた種じゃからしかたあるまい。」


頭から血を流しつつ神様が呟いた。  

(・。・)書いてみたけど、思ったよりむずかしいね。

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