8:00.えんかうんと
「侵入を妨害するもの…?」
「えぇ、人間が保存されている施設周辺には多数の警備用ロボットがいるのです」
Polは何処か悔しそうにそういった
「許可を取ったら入らせてくれるんじゃ無いかな」
Picoは楽観的にそう答えた、しかし状況はそう簡単では無いようでPolは首を横に振った。
「それは出来ません。どうやら彼らは対話を許されてい無いのです」
どうやら警備ロボットとやらは喋ることが出来無いらしい。
「それに彼らは武装しています。」
加えてその警備ロボットには武器が搭載されているらしく、ボディーの中に鉄板を切断するようなレーザー兵器がマウントされているらしく非情に危険な存在だ。
ーーガタン!
「!」
突然、ガラクタの山から物音が聞こえ、Picoがとっさに身構える。
「どうやら、来たみたいですね…」
Polも椅子から立ち上がり、物音がした方に視線を向けたーーーそこには、
「ガァァァァアーーーーー‼︎‼︎」
大きな体躯にPicoの腕のアームより何倍も大きい腕部を持ち、胸には分厚い装甲を持つ四角い頭の怪物が咆哮を上げながら目の前に現れた。
「イヤァァァァァアアアーーー‼︎‼︎」
Picoは叫んだ。