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第一夜・上

 国は大騒ぎだった。

 もともと、都市国家であるホーライト王国は、面積があまり無い。中心に王城が存在し、その周りに城下町が広がっていて、更に城壁の向こうには深い森が広がっている。また、その国の東西には広い道が伸びていて、交易路となっている。結果的に、ホーライト王国は人や物のにぎわう交易国だ。

 そのホーライト王国は、今日は更に賑わいの気配を見せていた。そしてそれは、まだまだ衰える気配を見せず、むしろますます賑わいそうだ。

 そう、明日から三日間にわたる建国祭が催されるのだ。

「アーサー! 早く来い!」

「はい」

 そして、ここにも建国祭の準備に追われる少年がいた。

 年の頃は、十二、三歳だろうか。だだだだだっ、と蝶ネクタイを結びながら、廊下を駆けてくる。

「上着っ!」

「あ! 今とってきます!」

「全く……」

 慌てて上着を取りに戻るアーサーを見て、呆れたように幾つかの剣が入った袋を担ぐ。

「すみません、親方っ!」

「いくぞ」

「はい」

 親方と呼ばれた男は、歩き出す。たくましい体つきに、気難しそうな顔。刈り込んだ髪は、茶色に近い金色だ。瞳は銀色で、歳は大体四十くらいだろうか。名はクリプトと言う。

「でも、本当に俺も行っていいんですか?」

「いい。そろそろお前もお偉いさんの相手を学ぶべきだ。切れない剣(・・・・・)を献上するのは、毎年の事だしな。お偉いさんの様子や顔ぶれを見ておくに越したことは無い」

 切れない剣。つまり、これは儀式や権力の誇示などに使う、飾り物の剣のことである。

「でも、俺はまだ子供(ガキ)だし……」

「それでも、一昨日に己が剣(マイ・ソード)を創っただろう? 鍛冶屋としては成人した」

 鍛冶屋にとって、己のために持てる力を全て注いで剣を創る事は、成人すると同じ意味だ。大概、初めてそれを創るのは十五前後。アーサーは、平均よりも少し早く己が剣(マイ・ソード)を創ったことになる。

「それに、今日特に問題を起こさなければ、明日からの祭に参加していい」

「本当ですか?!」

「ああ」

「やったぁ! 俺、頑張ります!」

 何をどう頑張るのかは不明だが、アーサーのその素直な反応に、クリプトは苦笑する。

「ほら、行くぞ」

 浮かれ始めている人々が賑わう街を、人を掻き分けてクリプトが歩く。その後ろを、背の低いアーサーがひょこひょこと付いて行った。

 向かうは街の中心。

 王の住まう城、キセノ城だ。



◇◆◇◇◆◇◇◆◇



 キセノ城の中心部に近い位置に、その王の謁見の間は存在する。

「こちらです」

 そう言って前を歩く侍従は、アーサーたちよりも上等な服を着ていた。廊下も、階段も、時々垣間見える部屋も、全て豪華で、綺麗だ。

 アーサーは、今自分がこんなところで歩いているのが、とてつもなく場違いな気がしてくる。アーサーは、所詮、鍛冶屋に引き取られた孤児に過ぎないのだ。

 やがて目的の部屋へつくと、その侍従は部屋の扉を叩いた。

「鍛冶屋のクリプト殿です」

 静かに告げる。

「入れ」

 男の厳粛な声が中から聴こえた。

 侍従は、その扉を開き、

「どうぞ」

 と二人に中へ入るように促す。

 この中に王様がいるんだ、とアーサーは緊張して、背筋を伸ばした。心臓が早鐘のように鳴り響く。どんな人なんだろう、この声からすると、きっと立派そうな人に違いない。

 クリプトが中に入り、つかつかと慣れたように歩き出す。アーサーは慌ててその後を追った。クリプトの体が邪魔で、王の顔がまだ見えない。

 謁見の間は、かなり広い造りになっていた。きっと、明日の祭や、他の行事の時には、貴族たちが大勢集まるのだろう。ちらりと見た限りでも、ゆうに百人は入りそうだ。

 今は閑散としているその謁見の間の中央に、扉から伸びている赤い絨毯の道があった。

 クリプトは、その絨毯の上を臆することなく歩いていく。

 王は、床よりも二段ほど高い位置にある肘掛け椅子に座って、杯を傾けていた。その一段下、つまり床よりも一段高い位置には、王を挟む形にして四人の人間が椅子に座っている。第一妃、王子、第二妃らしい人物、それから、姫君らしいアーサーと同い年くらいの少女が座っていた。

 その少女を見たとき、ふと目が合う。エメラルド色の瞳、ふわふわとして明るい茶色の長い髪、人形のように可愛らしい顔立ち。

 思わずアーサーは見とれてしまう。その少女は、嬉しそうに、それでいて哀しそうに微笑んだ。それを見て、アーサーは奇妙な懐かしさと、激しい何かの感情が沸き起こるのを感じた。

「アーサー」

 クリプトの声に、アーサーはハッとする。見れば、クリプトはすでに頭を下げている。

 アーサーは慌ててそれに習った。

「鍛冶屋のクリプト、ただ今、剣を献上にあがりました」

 王の微笑む様子が感じられた。

「よく来た、クリプトよ。毎年ご苦労だな。――して、今年の剣はどのようなものじゃ?」

「これにございます」

 クリプトは、袋から四つの剣を取り出す。

 そして、侍従にそれを渡した。

 渡された侍従は、それを王の所へ持っていく。

「ほう……」

 王が、感嘆の声を漏らす。

「これはまた、素晴らしい出来だな」

 きぃぃぃん、と剣を鞘から抜く。

「クリプト、そなたの腕は衰えていないようだな。――頭をあげよ」

「はい」

 クリプトは頭を上げる。

 アーサーは、自分も頭を上げてよいのかどうか悩み、躊躇した。

「お前も上げてよいぞ、少年よ」

「えっ? あ、はい!」

 その悩みを見透かされたように言われて、アーサーは思わず大声を上げてしまう。

 誰かのくすくす、と言う笑い声が聞こえてきた。

「元気の良い少年だな。お前の弟子か、クリプト?」

「はい。自分の弟子の、アーサーと言うものです。一昨日、成人しました」

 アーサーは、思わず顔を赤らめる。

「ほう。まだ若いのに鍛冶屋の成人とは。……先が楽しみだな」

「あ、有難うございます……ッ!」

 アーサーは、慌てて頭を下げる。クリプトが苦笑しているのが見えた。

「ともかく、二人ともご苦労であった。――おい、あれを」

 王が言うと、侍従が金貨のたくさん入った袋を持ってきて、クリプトに差し出す。

「報酬だ。受け取れ」

「はい。ありがとうございます」

 クリプトが受け取り、深く礼をした。そして、立ち上がる。

「では、これで下がらせていただきます」

「うむ」

 そして、踵をかえして、扉へ向かう。アーサーもそれに続いた。



◇◆◇◇◆◇◇◆◇



 謁見の間で、王は三つの剣のうちの一つを息子に渡す。

「これは私からの贈り物だ」

「有難うございます」

 恭しく、王子が受け取る。気が弱そうな彼の名を、ポロニという。歳は十六で、父親譲りの金の髪に青の瞳の少年だ。

「陛下。少し下がらせていただいてもよろしいでしょうか?」

 少女が立ち上がって王であるアルゴに請う。アルゴは少し考えた後に

「うむ」

 と頷いた。

「では、私が付き添いましょう、フィアナ」

 ポロニが申し出た。誠実そうな顔が微笑む。フィアナと呼ばれた少女は、首を振った。

「心遣いに感謝いたします。ですが、レニがいますから、大丈夫です」

 フィアナは微笑んだ。ポロニは少し残念そうな顔をしたが、何も言わずに引き下がる。

「レニ」

「はい」

 フィアナの呼び声に、控え室にいたレニと呼ばれる侍女が出てきた。

「それでは、失礼致します」

 フィアナは、礼をして部屋を出て行く。

 

 フィアナは、アルゴの正式な娘ではない。特別な力を持っているが故に、王家に引き取られたのだ。

 特別な力。それは“世界を支配し得る力”と呼ばれている。実際、どのような能力なのかはほとんどわかっていない。フィアナが明確に使える力は、“先見”と呼ばれる予見の力である。未来に起こることを知る事が出来る力。

 王は、この力を国のために使おうとしている。未来にどんな敵が襲ってくるのか、災害は来るのか―――。この力を、他に取られてしまっては、この国を潰されかねない。王は、この力を確実に我が物とするために、彼女を引き取り、そして、アルゴの跡取りであるポロニの婚約者と定めた。

 かといって、王がそれほど悪い者というわけではない。ただ、国を治めるものとして最も効果的なことを考えているだけなのだ。



◇◆◇◇◆◇◇◆◇



 侍従に帰りを先導されながら、アーサーは興奮を抑えきれずに声をだした。

「王様って、すごく格好いい人なんですね!」

 その興奮ぶりに、クリプトは苦笑する。

「そうだな。いい王様であることは確かだ。政治は落ち着いているし、国は栄えている」

「実際に近くで拝見できるなんて、俺、すごく感激ですッ! それにあのお姫様も……」

「アーサーッ!」

 澄んだソプラノの声がして、アーサーは後ろから少女に抱きつかれた。

「わっ!?」

 吃驚して、侍従とクリプトが振り返る。やや遅れて、アーサーも自分に抱きついてきた主を見た。

「フィアナ様ッ!」

 少女は、すぐに手を離す。後ろから慌てて追いついてきた女性が、少女――フィアナに叫ぶ。

 その名前を聞いて、アーサーは、表情を変えていく。

「フィアナ……? 本当に、フィアナなのッ?!」

「アーサーッ! 様をつけなさい」

 血相を変えて、クリプトが叱責する。

「失礼しました、フィアナ様」

 クリプトが謝る。

 アーサーは混乱した。

「五年ぶりよね、アーサー」

 可憐な笑みを浮かべて、フィアナが言った。

「うん……じゃない、はい」

「敬語は使わないで。お願いだから」

「フィアナ様! どういうことなのですか?」

 女性が問う。それは、クリプトも召使も知りたい質問だった。

「彼は、私と同じ孤児院にいたの」

 そう、アーサーとフィアナは、同じ孤児院で育った、いわば幼馴染だった。五年前に、別々のところへ引き取られて、それきり会っていなかった。

先程、王と共にいた少女。それが、まさか彼女だとは。

「そっか、まさか、君が引き取られた場所がここだったとは……」

「ふふっ。おどろいた?」

「とっても」

 二人以外の人間の顔が、青くなる。二人の言動にはらはらしているようだ。

 十二歳になっただろう彼女には、何かアーサーを惹きつけるものがあった。また、相手も同じ思いを持っているようで、視線が交わると互いにはにかんだような笑みを浮かべる。

「元気にしていた、アーサー?」

「うん。フィアナは?」

「とっても。なんの不自由もしていないわ」

 満面の笑みを浮かべて、フィアナが言う。しかし、ふっとそれを翳らせて近くの窓から外を見る。

「フィアナ?」

「…………アーサー、それから、鍛冶屋のクリプト。時間はありますか?」

 唐突に、フィアナが、姫君にふさわしい声で二人に尋ねる。

アーサーは、クリプトを仰ぎ見る。

「え……あります」

「そう。レニ、応接室が一つ空いているわよね? そこを使うわ」

「フィアナ様、何を……?」

 レニは困ったような顔をして尋ねた。

「どうしても、彼に渡さなければならないものがあるの」

「…………わかりました。お二方、こちらへ」

 案内されたのは、丁度クリプトの鍛冶場ほどの大きさの豪華な部屋だった。レニが、お茶を持ってきて三人に出す。

「どうぞ」

「あ、ありがとうございます」

 しばらく、沈黙が支配し、部屋の隅に置いてある大きな振り子時計の音だけがここぞとばかりに自己主張をした。

 フィアナは、何かを悩んでいるような、決意したばかりのような硬い表情で下を見つめる。

 やがて、顔を上げた。

「アーサー。これを受け取って」

「え?」

 差し出されたのは、小さな木箱だった。黒い色で模様が、所狭しと描かれている。

「えっと、でも」

「これは、貴方の助けになるの。具体的にどんなものかは判らなかったのだけれど」

「どういうこと?」

「………………今は言えない。言ってはいけないことだし、私自身も詳しいことは判らないの。もしも、この国に何かが起きたら、その箱を開けて」

「何か?」

 アーサーが尋ねると、フィアナが頷いた。

 がたん、と音がして三人が見ると、レニが蒼白になって立っていた。

「フィアナ様……、それは、この国に何かが――」

「レニッ!」

 フィアナがレニの言葉を制する。

 クリプトとアーサーは意味がわからず、首をかしげた。

「気にしないで。それよりも、本当に会えてよかった」

「え、う、うん」

「そう、明日の祭で、私、広場で歌う事になっているの。よろしければ、ぜひ来て」

「もちろん、行くよ」

「有難う」

 誤魔化すような笑みを浮かべたフィアナが、立ち上がる。それと同時に、クリプトが立ち上がった。

「それでは、申し訳ございませんが、オレたちはこれで失礼させていただきます」

「え? ええ。付き合ってくれて、有難うございますね。――さ、レニ、行くわよ」

「は、はい……」

 二人が出て行ってしまい、部屋の中は再び沈黙に包まれた。

 沈黙と同時に、アーサーの中に不思議な感情が芽生える。それは、この五年間ずっとどこか心の隅で感じていたものであり、フィアナと共にいたときには無かったものだ。さきほど、フィアナと再会して、しばらくその感情が消えた事によって、長い間自分がその感情を抱いていたことを知った。

 炎が消えてしまったときに後に残る冷たさのような。

「アーサー」

「…………」

 沈黙を破って、クリプトがアーサーに呼びかける。

「はいッ!?」

 考えごとをしていたせいで、返事が遅れてしまった。

「なんですか、親方」

「お前……、フィアナ姫といつ知り合ったんだ……?」

 恐る恐る、といった表情で尋ねる。

「どこって……、俺が親方に引き取られる前にいた孤児院で一緒だったんです」

「…………それは聞いたが…………」

「俺、物心つく前からあの孤児院で、彼女と一緒だったんです。シスターの話では、俺たちは同じ日に孤児院の前に捨てられていたらしくて……。その所為か、彼女と一緒だった記憶しかないですね。一人だった記憶がほとんど残ってないです。それで、俺が親方に引き取られたのと、同じ日に彼女も引き取られていったんです。さすがに、どこに引き取られたのかは知らなかったですけど。まさか、王様の所へ引き取られているなんて、知りませんでした」

 そう、あの時は、寂しくて泣いてしまうかと思った。自分の半分を失くしてしまったみたいに。

「………………」

 クリプトは、アーサーの話を聞いて、思案深げに黙り込んだ。

「親方……?」

「ん? ああ。そうだったのか……。驚いた」

 それからアーサーに「行くぞ」と言って、歩き出す。

「あ、待ってくださいっ!」

 置いていかれそうになったアーサーは、慌ててその背中を追いかけた。



◇◆◇◇◆◇◇◆◇



 フィアナの部屋に、フィアナとレニはいた。他の人間はいない。フィアナの世話は、ほどんどレニ一人で行っているのだ。普段から、ここには二人以外に人がいる事があまりない。例外は、ポロニくらいだ。彼は、フィアナのことを好いているらしく、ちょくちょくお土産を持ってここを訪れていた。

「フィアナ様……、先ほどの質問の答えを、教えてください……」

 レニは、蒼白な顔で、フィアナに尋ねた。声が震えている。

 フィアナは、そんなレニを哀しそうな瞳で見つめた。

 それから、ふぅ、と息を吐いて椅子に座る。豪華なつくりの椅子。フィアナは、まだこの椅子に馴染む事が出来ない。――この椅子は、いや、この部屋は、自分には不似合いなのだ。私の居場所ではない。

「フィアナ様ッ!」

 レニの悲痛の声が、フィアナの胸に刺さった。

「レニ……」

 フィアナが答えを言おうとしたとき、目がかすむ。

「フィ、フィアナ様…………?」

 少し遅れて、フィアナはそれが涙の所為だと気づく。

「レニ……。貴女の言うとおりよ」

「…………ッ!」

「近いうちに、この国は、邪悪なものに囚われてしまうわ。それが起るのがいつなのか、正確なことはわかっていないの。だけれど……」

 フィアナの涙は止まらない。自分が、何故こんなに泣いているのか、彼女にはわからなかった。

「王に、お知らせしなければ……」

 今にも駆け出しそうなレニを、フィアナが止める。

「ダメよ」

「何故ですかッ!」

 レニは、声を荒げた。この少女は、何を考えているのか、と。

 フィアナは、そんな彼女の気持ちがよくわかった。

「……止められないから」

「止められない……?」

「そう。私でも、貴女でも、王様でも。どう頑張っても、私たちには邪悪なものがこの国に何かをするのを止める事が出来ない。それほど強力なものだから。それは、定められてしまったこと」

「…………ッ」

 レニは、唇をかみ締める。

「では、どうすればよいのですか……?」

 フィアナは、涙を拭きながら、レニの質問に答える。

「この国を、そして私を救えるのは、一人しかいない」

「それは……?」

「アーサー。彼だけがこの国を救う事が出来る。だから、私は彼にあの木箱を渡したの。この未来を視た時に、あれが重要な役割を占めるとも出ていた。宝物殿から探し出したものよ。必ず、彼を助けてくれる」

 じわり、とまた涙が溢れてきた。どう頑張っても、この恐怖はぬぐえない。

「私には、祈ることしか出来ない。彼が助けてくれなければ、この国は邪悪なる者の手によって囚われてしまうし、私は……」

 身をえぐられるような恐怖。

「………………私は、死んでしまうの」

「フィアナ様……」

 今、彼女が持つ“先見”の力で見ることの出来るのは、闇。希望の光も見えないくらいに、深い闇が、未来に見える。それを切り開く唯一の小さな灯りが、アーサーなのだ。

 しかし、そんな深い闇を受け止めるには、フィアナはまだ幼い。ましてや、己の死を見せられて、冷静でいられるだろうか。この少女が宝物殿を訪れたのは半月前。つまり彼女は半月以上前から、この闇に耐えてきたのだ。

 レニは、静かに嗚咽を漏らす少女を抱きしめた。

「私も、共に祈ります」

 願わくば、この国に、災いが訪れないことを。未来に広がる闇から救ってくれることを。

 そして、この少女に安らぎを。


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