奇剣その1
例によって作者の描いた拙いイラストです。
今回は奇剣のみのイラストです。ついでに、おまけとして以前あげていたものも含めて、描いてみたものを適当にあげておきました。お目汚し、失礼します。
なお、武器のデザインに関しては、作者の趣味で本来の物よりだいぶアレンジされていたりします。その点も踏まえ、それでもいいという寛大なお心の持ち主のみ、勇気をもってご覧くだされば幸いです。
では、どうぞ。
イルウーン。
中央アフリカはコンゴのザイール中央部にあった、ブショング王国のバクフ族の用いた刀剣。全長は60~80センチ。木製の儀礼用と、金属製の実戦用がある。
イクール。
ブショング王国バクフ族の用いた短剣。儀礼用であり、族長が左手で持つ事が決まりだった。全長は30~40センチ。
スクラマサクス。
北欧からヨーロッパに広まった片刃の直剣。全長は50~70センチ。鉈のような形状だが、それは戦闘に特化した姿であり、サクソン人のみならず、イタリアのランゴバルドをはじめとした、古代から中世初期のヨーロッパでは戦士に広く重用された。刃は切っ先までまっすぐで、普通の片刃の剣とは逆に、切っ先は峰側に傾斜があり、非常に鋭利である。アングロ・サクソン人、サクソン人のサクソンとは、このスクラマサクスの属するサクスと呼ばれる武器に由来する。
フリッサ。
アフリカ北部、アルジェリア北部のベルベル系民族、カビール人が用いた片刃の直剣である。全長は90~120センチ。切っ先は非常に鋭利で、刀身半ばでは波打つように幅広になっていく。
コピス。
紀元前ギリシアで使われた湾刀であり、その名称はギリシア語のコプト(切る)に由来する。その名の通り、斬撃に特化した形状であり、フェニキア人が地中海全域に広めた。同系統の刀剣に、マカエラ、ファルカタなどがある。全長50~60センチ。
コピシュ。
古代エジプトで使用された、特徴的なS字の刀身を持つ刀剣。その特徴的な刀身に斧のような性質を持たせ、威力の高い剣である。全長は40~60センチ。
おまけ。
ハルペー。
全長40~50センチ。
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ショテル。
全長75~100センチ。
ドゥサック。
全長50~70センチ。
ファルシオン。
全長70~80センチ。
チョーパー。
全長50~60センチ。