表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Red tea  作者: 紅騎士と黒猫
海だ!!水着だ!!***だ!!  
12/19

№2

 「大丈夫か? 鈴」


 珍しくコレスティーノが同情している。鈴はコレスティーノを睨んだ。「これが大丈夫そうに見えるか?」


 鈴の腕や足には、数枚どころでは済まないくらいの絆創膏が貼られていた。


 「ったく……。あそこまで怒らなくってもいいだろ?」


 「完全に彼女の尻に敷かれてるな、君」スノーは、はははっと笑った。


 「笑いごとじゃねえよ。マジで殺されそうになったんだぞ」


 あの後どこから持ち出したのか、玲はスクラマサクスを振り回して鈴を追いかけまわしたのだ。


 「で?」


 スノーが先を促す。だが、鈴は何のことか分からなかったらしく「はぁ?」と訊き返した。


 「あー、ごめん訊き方がまずかったな。……で、監禁されずに済んだか?」


 絶縁する、殺してやると喚いていた玲である。それくらいやりかねない。実際、何度も『監禁』という単語を用いているのだし。


 「されたよ」


 鈴はバツが悪そうに言った。


 「だから、こうして怪我だらけになっているんだ」


 「……ご愁傷様」


 スノーには、それくらいしかかける言葉が見つけられなかった。


 鈴は深く溜息をつき、タンスにしまっていた眼鏡を手に取る。


 「あれ?」


 スノーは目をぱちぱちさせた。「君、普段眼鏡かけてた?」


 「普段はコンタクトをしてるんだ。だけど昨日の夜、玲に割られちゃってさ。仕方なく眼鏡をしてるんだよ」


 「……チャラく見えるね」


 クリスは素直な感想を述べた。


 「だから嫌なんだ」


 鈴は再び溜息をついた―――。









 再び女性陣と合流する。


 「あの、玲……?」


 鈴は今にも爆発しそうな爆弾を触る感じで玲に話しかけた。


「………」


 玲はそっぽを向いてしまっている。気まずい空気が漂う。


 「玲、ごめんってば」


 それでも玲は振り向かない。


 すると、コレスティーノが鈴に耳打ちしてきた。


 「彼女、お前のこと可愛いって言ってたやんか。お前が何でもするって言ったら振り向いてくれるんとちゃう?」


 「うっ……」


 それはとても危険なことのような気がする、と鈴は目で訴えた。


 確かに玲の機嫌は直るだろう。だが、それと引き換えに失うものは大きいような……。


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ