番との出会い
ハーイ!私モブリーナ。
獣人国ネオガルドにやってきています……。
やってきてるんですが、大変な事になりました……。
何と、ネオガルドの王族の片方、狼族の王子の一人烈風が私の番だと言っているようなの。
話し合いの結果、取り敢えず会ってみようってなったんだけど。
まさか、私の身にそんな事が降りかかるなんて思ってもみなかったよねえ。
王族は忘却薬を飲んだら追放、子供を作る事も許されない。
番を裏切り、獣人の誇りを汚し、永遠の番との別れをした者が罪人の様に扱われるから。
罪人の子が王族としての血を継ぐことは許されないんだと思う。
当然ながらネオガルドからの追放処分は、二度と国には戻れないし、他の獣人族の集落も受け入れては貰えないんじゃないかな。
でも、この世界は人間の方が多いから、暮らしていく分には問題ないから死ぬような罰ではないんだけどね。
正直思っていたより、忘却薬のデメリットの方が大きい。
飲んだところで、番への思いやその妄執が消えるだけで、喪失感まで消える訳じゃないから死ぬ可能性もある。
何となくだけど、魂に傷が付くみたいな感じなのかなあ、って思う。
獣人族の中で、番というものはかなり重要なものみたいだから。
だから、私もちゃんと誠意をもって接しないと。
まだ、五歳なので結婚とかそういうのは無理ですけどね。
そんなこんなで一室に連れられて行き。
私は護衛を兼ねるゾフィーと、あと色々な人と接する事で成長させたいジモーネを連れて行く。
男子はだめ!
何かこういうの見せるの恥ずかしいし。
番が色々こう、他の男性に対して威嚇とかしてもいけないし。
うん。
恥ずかしいって理由の方がめちゃくちゃでかいけどね。
だって、何言われるか分かんないんだもん。
私は光沢のある赤い布に花の模様が刺繍された服と、白いフワフワの毛皮の上着を着ている。
とっても綺麗な民族衣装を着せられて、頭にもお花の飾りをちょこんと付けられてるのです。
髪を一房編みこんで留めて、その編みこみの所に飾り櫛を挿してる感じ。
その飾り櫛も宝石ではないけれど、艶々と光沢があるの。
何で出来てるんだろう。
見た感じイメージが近いのは七宝焼きっぽい感じだった。
これも獣人族のお持て成しの一環で、番の為に着飾った訳じゃないよ。
なんて色々考えてたら、厳重に鎖で巻かれた黒髪の青年がやってきて。
金色の眼を、見開いた。
「あ………俺の、番……」
ええと、一応、私が番って言われたけど、ゾフィーだったりしないかな?
ゾフィーを見るとチガウチガウと首を振る。
ジモーネだったりとか?
ジモーネを見れば、いいえ、と首を振る。
「わたくしで、合っていますか?」
「そうだ……お前だ……お前が俺の番、愛しい女だ」
ううん。
少しだけ日焼けした肌と、目にかかる位の長さの黒髪で、後ろ髪も肩より長い。
金色の眼は鋭く吊り上がっていて、鼻梁も高くスッとしていて、美形。
美形だな、とは思うけれど、愛しいとは思わない。
「わたくしには、貴方が番だとは分かりません」
ほんと毛ほどもまっっったく分からない。
トゥンクだかトゥクンだか、そういうのもない。
乙女ゲーのパケ見て、小説や漫画の作画見て、このキャラいいよねーくらいの感じ。
顔だけで言えば、貴族はそういうのの集まりだから、祖国でも散々目の保養はしてきた。
ただ、烈風や緋虎からは異国の男性の色気みたいなのは感じる。
静かにじっと私を見ていた烈風が、もう一度きちんと言う。
「俺には、分かる。お前が俺の番だ」
「間違う事はないのでしょうか?」
その問いには緋虎が答えた。
「殆どない、と言っておこう。例えば、番とずっと一緒に育った双子など、似通った者に匂いが移る事もあるらしいからな。それで迷ったという話は聞いた事がある」
「番が二人いる、とかは?」
「それは聞いた事がないから、恐らくは特殊事例だろう。今は無い、としか言えんが」
ふむ。
私は一つ頷いた。
大人達は入り口近くで烈風の鎖を持ったまま立っているので、私は用意された席を手で指し示した。
「あ、まずはお座りくださいませ」
「ああ、ありがとう」
昨日の吠え声は何だったんだろう?って思う位に大人しく従順に席に着く烈風。
その隣に、どっかりと緋虎も座す。
緋虎は烈風の首に就けられた鉄の首輪の鎖を手に握っている。
げ……厳重!
何かあったらすぐに抑え込めるようにだと思うけど、ぐるぐる巻かれた身体の鎖の端っこを持ってるのは、大人三人もいるんだけど、強いのかな?
王族は二つ耳が多いと言ってたし、より獣に近い分力が強いのかもしれない。
「ええと、わたくしは帝国の皇女であり、大公領を賜った大公でもありますから、おいそれと誰かと婚姻の約束を結ぶ事は出来ませんし、将来的に何も約束は出来ません」
ここは、はっきりさせておかないとね。
下手したら父に処されてしまうもの。
止めはするけれど、もしも父が本気で怒ったらさすがに私だって逆らえない。
「それでも……それでもいい、傍に置いてくれ。離れてなど暮らせない。おかしくなってしまう」
………ヤンデレ。
私の言葉にある属性が浮かんだ。
いやいや、これは番という魂の呪縛であって、性癖ではないんだけども。
それに、別に監禁するとか言われてる訳じゃないしな!?
「連れて行く分には問題はありませんが、適切な距離を守って頂かないと、父に殺されてしまいます」
「……適切な距離とは何だ?触れたら駄目か?」
触れ……触れ……!?
うーん、それってどういう?
私が困った顔をしていると、緋虎は片方の顔を手で覆って、溜息を吐きながら俯いた。
「誤解をさせたかもしれんが、いくら獣人族で相手が番とはいえ、女性となっていない者に性的な意味で手を触れる事はない」
「あ………あ、そんなのは当然だ!!」
緋虎の言葉に、烈風が真っ赤に染まって肯定した。
女性となっていない者って言われて、一番先に頭に浮かんだのはカミルだった。
しかも、ウィンクしてた。
ごめん、許して。
とりあえず、ロリコンではない事は分かった。
でも初潮が来たからっていって、速攻で発情されても困るな。
それまでに何かこう……対策を考えないと。
それに、今思ったけど、生理用品がどんなのか調べてそっちも開発しなきゃいけないね。
女性に快適ライフを送らせたいし、自分が快適でいたいもん。
そうそう、下着もだわ。
この辺はカミルと、生理用品はジビレと話し合おうっと。
あ、脱線してしまった。
でも一応聞いてはおかないとね。
「幼い女性が好きな訳では?」
「そんな訳あるか!」
キッと睨まれる。
それは、まあそうだよね。
でもさあ、感覚が分からないんだもん。
緋虎が嘆息を吐きながら言う。
「侮辱でない事は分かっているし、感覚の違いというものもあろう。……そうだな、例えば心強く惹かれる美しい花があるとする、毎年咲くのを楽しみにしたりしないか?」
「……ああ、はい、そういう花はありますね」
この世界では見かけた事は無いけれど、桜。
大好きだった、桃色の花弁の花。
毎年春になると咲き誇る花は、美しくて大好きだった。
昼は爽やかな美しさ、夜は少し妖艶さも感じる美しさ。
花が散る時ですら、美しいのだ、桜は。
植物雑誌で、「散り際も美しいと鑑賞される唯一の花」みたいに紹介されてたのが心に残ってる。
言葉回しはもう少し違っていたかもしれないけれど。
わたしが思い浮かべて、心を桜で満たしたのを確認したかのように緋虎は頷く。
「では、その花が咲く前の蕾を見て、何も感じないか?」
「いえ……もうすぐ咲きそうだな、楽しみだなって思います、かしら?」
「その感覚だと思って貰えればいいだろう」
「……ああ……そういう」
恋愛でしか縛って考えてなかったから分からなかったけど、確かに。
私は樹木で考えてたけど、自分だけの花が咲く鉢植えとか大事に大事に育ててたら、見守りたいって思うね。
ようは近くに居て、見守りたいって事なのかも。
「じゃあ、嫌がる事をしないのであれば問題無いです」
「番に嫌われるような事など、しない」
「番じゃなくても、駄目ですよ。人の嫌がる事をしては」
「……分かっている」
拗ねた様に、唇を尖らして言う姿はまだ少年ぽさがある。
身体的には私より年上だけど、まだまだ若いし幼い。
転生前の記憶は趣味の事くらいしかないから年齢は分からないけど、人生経験はきっと私の方が上だ。
仕方ない、面倒を看るか。
暫く猶予はあるし、薬を含めて色々と対策を練ろう。
「きちんという事を聞いてくださるなら大丈夫です。放してあげてくださいませ」
「……分かった。絶対に不興を買う様な真似はするなよ?」
返事の後半は、言い聞かせるように緋虎が烈風に言って聞かせている。
烈風は頷いた。
「分かった、約束する」
そうして、緋虎が首輪を外し、他の人々が身体を縛っていた鎖を外して。
烈風はおそるおそる、私に近づいてきた。
「触れても、いいか?」
「はい、いいですよ」
まるで壊れ物に触れるように、そっと髪に触れる。
さらさらと彼の手の中で揺れる髪は、艶々の黒の直毛だ。
三歳の頃より伸びて、背中にかかる位。
城に居る時は侍女に任せているから、結われるけれど、旅の間は特に結わなくていいや、とそのままにしてる。
「頬に、触れてもいいか?」
「ええ、いいですよ」
何かこう嫌がられるのを恐れている、みたいな感じで、申し訳なさそうに聞いてくる。
耳もぱたりと寝ているのが可哀想。
また、そっと頬に手を添えるように触れる。
「温かい……」
そう言いながら、烈風はぼろぼろと涙を零した。
ああ、目の前で、こんな風に男の人が泣くのを見たのは、初めてかもしれない。
何だかこっちまで、切なくなってくるね。
「…抱きしめたい……」
「いいですよ」
優しく腕で囲むように、抱きしめられて、それから優しくぎゅっとされる。
あ。
父に知られたらめっちゃくちゃ怒られそうだな。
そう思いながら、何となくリィエの匂いを嗅ぐ。
何か、番を感じさせる、そういう物が無いかと思ったけど。
……何もねえな!
ただ、何ていうか、良い匂いはした。
何ていうのかなぁ。
説明はしづらいけど、香水みたいなはっきりした香りじゃない。
動物の毛並みに顔を埋めて吸うようなアレ。
うん。
今ちょっと考えてたんだけどさ。
番って、番同士普通分かるって言うじゃん?
相手を愛しいと思ってさ。
そういう話は幾らでも読んだことはある。
例えば番を装う偽装薬や、番を分からなくさせる阻害薬ってのも。
番の縁を切る忘却薬や、儀式だってあった。
結び直しとかもね。
でも、番を番だって第三者が判断出来ないものかなぁ?
そういう判定方法を確立すればさ、「お前は番じゃないっ!」とか起きないでしょ?
冷遇とかすれ違いとか、そういうのもなくない?
逆に、番じゃないのに、番判定を誤魔化して番の振りをするとかいう犯罪も起きそうではあるけどね。
本人達にしか分からないから起きる問題って結構あると思うのよ。
例えば番達の共通点とかを探して、それを判定の足掛かりにするとか、出来そうじゃない?
薬が作れるんだから、同じように錬金術とかで試薬を作ればいけそうな気がするよね。
行きの馬車の中でジビレが言ってた、ジーク&ウドというコンビに仕事を振ってみようっと。
命に関わるような実験じゃないし、彼らの為に獣人の番の奴隷を買ってあげてもいい。
役目を終えた奴隷は住処を与えて暮らさせるか、ネオガルドに引き取ってもらってもいいしね。
考え事が終わったけれど、まだ抱きしめられてる。
うん?
長くない?
「そろそろ放してください」
「離れたくない……」
「言う事聞かないと、連れて帰りませんよ」
渋々、という様子で烈風は私を腕から解いた。
そして、耳を伏せてじっと見ている。
待てと言われて、餌を前に途方に暮れる犬みたい。
「お城の中を案内して貰ってもいいですか?」
「……!ああ、喜んで!」
彼の背後でブォン!という感じで尻尾が揺れた。
ああああああ!
モフモフ可愛いいいい!
尻尾!
尻尾ォォ!!
いや、待て、落ち着け、私。
心を、落ち着けよう。
目を閉じてすっくと立ちあがって、手を差し出すと、嬉しそうに烈風が手を握った。
「小さい手だ、可愛らしい!」
「その内小さくなくなりますよ」
「小さくなくなっても、可愛い!」
「そうなんですか?」
「ああ、俺の番は世界一可愛い!」
うん、これ、呪いか何かかな?
目を輝かせてるけどさ、うん。
ああ、そっか。
ある意味呪いに近いのかもね、うん。
きっと好みの異性のタイプを訊かれたら、番と出会った人は皆、番!って言うんだろうな。
人は愛情だったり罪悪感を植え付けられると、好意で返そうと思う心理になったりする事がある。
今もある種の申し訳なさがずっとあるんだよね。
番って分からなくてごめん。
愛してあげられなくてごめん。
ていう感じの。
でも、償いとかそういう感情から好きにすり替わるのだけは何となく避けたい。
絆されるっていうけど、あんまりいい意味じゃないんだよね、本来。
自分の考えとか感情を、誰かに操作されるようなものだから。
あと、依存も避けたいな。
好きって言われ続けると、そう言って欲しいって思うようになるじゃない?
相思相愛でお互いにどっぷり浸かるのなら全然構わないんだけどね。
流される方が楽だし、幸せになりやすいんだろうけど、私は嫌だなぁ。
……あ。
こういうところ、お母様譲りなのかも。
ぜんっぜん妥協してないもんな、あの人。
一年しか我慢してない。
それでも命を懸けて私を生んでくれたのだから、感謝も尊敬もしてるけど。
自由人の血を受け継いじゃったかー私。
リィエは嬉しそうに、城の中を案内してくれている。
偶に言葉を交わすと、嬉しそうに笑って、何より尻尾がブォンてなるから、フサッて私の身体を掠めて。
尻尾!尻尾ォォオ!って私の情緒がガチヤバくなる。
ごめん、リィエ。
私本体より尻尾に恋をしそう。
昼食とお昼寝の後、町へ散策に出る事にした。
リィエは割と人気のある王子のようで、あちこち声がかかって、彼も楽しそうに手を挙げて応える。
偶に言葉を二、三交わして、私を番だと紹介した。
相手もまさか、訪問した皇女が王子の番だなんて、と吃驚する。
そりゃそうだ。
第三国の人から見たら、大国を操ろうとする姦計にだって見えてしまうだろうな。
あの切実な様子を見てなければ、私もそうだと思うかもしれない。
まあ、演技だとして騙されたとしても、何か特別あげられるわけでもないからいいけど。
政治的には仲良く交流!だけで十分だしね。
でも、料理は美味しかった。
屋台の料理も、美味しい。
ゾフィーの食べかけを貰っている私を見て、リィエが驚く。
「毒見か?毒見なら、俺がやる!」
「駄目です。女性と男性では違いますし、そもそも耐性だって貴方の方が強そうだから」
獣人は基本的に人間より能力値が高い。
獣の特性にもよるけど、毒や薬の効きにくさなどは有名だ。
「そうか……」
しゅんとしてしまったリィエの手を引っ張る。
「貴方には案内という任務があるでしょう?」
「……!そうだった!」
ピョコン!と伏せていた耳が立つ。
チョロい。
ゾフィーはヤレヤレって感じで肩を竦めて、その向こうでジモーネがクスクス笑う。
平和だ。
串焼きも美味しいし、この香辛料食べたこと無いな。
「ラルス。串焼きの香辛料、美味しいですよ」
「ほう。分かりました調べておきます」
もぐもぐしながら、ゾフィーから貰った飲み物も飲む。
こっちはこっちで、薫り高くて濃く煮出したお茶に、香辛料たっぷり。
甘さの中に少しの辛みも感じる。
チャイっぽい感じかな。
美味しい。
冬とかの寒い夜に飲みたくなりそうな味。
味見をして貰おうと、ラルスへ杯を渡そうと思ったら、素早くその手から杯が奪われ。
リィエに飲み干されてしまった。
「毒見は出来ないが、お前の残した食べ物や飲み物は俺が片付ける!」
「いや、あの、そういうのではなくて、味見して貰おうかと思ってたんだけど…」
「それでも、お前の口を付けたものを他の男に渡しては駄目だ!」
おや。
これはもう。
父二号ですな。
「お父様みたい」
「なっ!?父じゃない、恋人で、夫になるんだ、父じゃない!」
二回も言った。
首もブンブン左右に振ってる。
「お父様にもよく言うのですけど、わたくしのしたい事を邪魔しないでください。わたくしはラルスに味を見て貰って、香辛料についての買い付けをしようと思って渡そうとしたのです。ですか…」
「分かった!今すぐ買ってくる。ゾフィー、頼んだ」
繋いでいた私の手をゾフィーに握らせて、リィエは名前の如く風の様に走り去る。
話してる途中だったのに。
「殿下は情熱的な王配殿を手に入れましたね」
肩を竦めたのはスヴェン。
私はため息を吐く。
「王配ではないですよ、まだ。何も約束は出来ないと言ってあります」
「そうですか。では、複数の王配を持つ可能性もある、という事ですね」
え?
なんだそれ?
考えた事なかったけど。
「可能性だけなら否定はしませんけれど、基本的には一夫一妻が良いですね」
「相手が種無しの可能性もあるので、種馬は何匹かいた方が良いですよ」
とラルスは辛辣に言う。
「お二人とも。五歳児に言って聞かせる言葉じゃないですよ!デリ……配慮に欠けます!」
デリカシーと言いかけて、デリカシーって何だっけってなった。
時々こうやって、昔の言葉が顔を出しちゃうよね。
例えば、ロリコン。
そんな言葉を表現できる言葉が、この世界には存在しない。
ロリータ(フランス語)+コンプレックス(英語)=省略してロリコン(日本語)
これだけで三国の言葉が融合してるんだよ。
異世界において、そんな言葉は中々存在できないよね、そりゃ。
ショタコンなんてさらに上を行く。
正太郎という存在がいないと始まらない言語だもの。
だから、この世界で表現するならば小児性愛者という言葉にしかならないだろうな。
二人を責めたまま頬を膨らませつつ考え事をしてる間に、リィエは飲み物を買ってきて、ラルスに手渡した。
「これでいいか?」
「……ええ、まあ……はい」
さっと、ゾフィーの手から手をもぎ取られて握られる。
怒ってる途中だったのに、さっさと何処か行っちゃうから、何言いたいか忘れたよ。
でもやりたい事はやってくれたので、まあよし。
ゾフィーとは反対側の手を繋ぐことにした。
何か寂しそうに唇を尖らせてたから。
もう、何なんだこれ。
どっちが幼児だか保護者だか、わかんないな?
今日はお散歩だけど、明日から調査を始めようと思う、モブリーナ五歳。
異国の街で、ちょっと黄昏てます。
忙しくて眠くて…ねむ…(˘ω˘)スヤァ
次で獣人国編終了です。
皇帝VS番はいつか書きます。多分ひたすら皇帝がマウント取るだけになると思う。