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TheHERO  作者: ビッチーノ
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プロローグ「Octopus」

初のなろう小説執筆のため不慣れな所はあるかもしれません、暖かい目で見守って頂ければ幸いです。

ここは名高る異世界転生者たちが、集う集会所であったそこに居たのは。

「聞いてくれ、同じ異世界に力を手にした者達よ」

円卓を囲う中で1人の青年が話を初めた、彼は異世界転生者[剣聖]「ライトロス」だった

そして他にも名高る異世界転生者たちが円卓に座っていた。

[聖なる魔法少女]「プリルキアラン」

[異世界覇壊魔王]「ディアボロスウルーザ」

[ゴブリンなのに魔法で英雄]「ゴブルガ」

[ブラック企業戦士]「タカーナ」

[悪女として転生したのに人格変えて聖女になったOL]「ディアーナ・マンドレナ」

[魔弾使いで精霊から愛され聖剣も使う騎士]

「オルフェノス・エルザム」

全て異世界転生をし各々が自ら世界の主人公として活躍をしていた、然しここ数ヶ月ある出来事が起きていた為有力な異世界転生者たちが集められて会合が開かれていたのだった。

ライトロスが語る。

「みんなも知っての通りここ最近起こっている異世界転生者たちが殺される事件が起きているという事なのだが、今の現状既に5、6人も殺されている事が分かっているそしてその犯人が一体誰なのかも検討がつかないのだが…もう1つ大事なのは俺達のように名が知られている異世界転生者達による「異世界転生者最強ランキング」と呼ばれる物が付けられているという情報もタカーナから聞いた」


タカーナはかつての転生前のブラック企業社員時代の情報検索によって既に殺害された異世界転生者、そしてその原因ともなっている

謎のランキング「異世界転生者最強ランキング」と呼ばれるものの存在もある事が分かった。

一同は驚愕をして辺りはざわめくがこの話に失笑する1人の青年がいた。

「いくらなんでもそんな下らない情報に踊らされるなんてバカにも程があるでしょう」

そう言い放つのは、ココ最近異世界転生者たちの中で頭角を現した人物

[神様に転生先をミスられ詫びにチートスキルを無限に使えるようにしてもらった勇者]

「アキラン」であった。

彼はこれまでにその力を使い、様々な場所で偉大な功績などを掲げていたが然し、それ故に慢心し女に暴力、金や権力に物を言わせていたそれを咎めるものも居たがアキランは何も問題は無いと言う素振りをみせていた。


「大体、僕達は異世界転生者だ転生者たちには必ずチートスキルがあるんだからそんな簡単には死なないでしょそれを考えもなしに皆びくついちゃってさぁ…本当に面白いよねぇ」


そうして各々の転生者たちは無言ながらもアキランに対して口が出過ぎているという事を思い睨みつけていたが、そこに一声を飛ばしたのは[異世界覇壊魔王]こと「ディアボロスウルーザ」であった。


「確かに異世界転生者達はチートスキルがあるからこそ、そう簡単に死ぬ事はない。だがもしだ、もしもその襲っているものがチートスキルを何らかの理由で無効にしているのなら、我々はただの人と同じだ。」


その言葉にアキランは渋々ながらも納得していた周りはより一層の怯えにも似たような表情を浮かべ沈黙をしていた、然しライトロスは違った。


「確かに我々は次に狙われているならば間違いなく我々の力は完全に無力になるだろう、然しだ!我々が一致団結をすればこの事態は救われる!今こそ我々異世界転生者達が!」

「団結をする時!!」そう言い放ったライトロスは頭から首が無くなっており、ライトロスの頭は宙を舞っていた。

そうして時間差で鮮血が迸ると、その血は

[聖なる魔法少女]ことプリルキアランの顔に当たり彼女は突然の出来事に発狂をした。


何が起きたのか一同は驚いていたがその殺戮者の正体はライトロスの後ろから現れた、赤黒いジャケットを羽織髪の毛は肩までかかった白髪のロングヘアーに傷だらけの顔、そして金色に光る目が獲物を見つめていた男の腕には見慣れない機械仕掛けの装置から伸びた光り輝くノコギリのような刃にライトロスの血が染み付いていた。

所謂電動ノコギリの様なその武器を腕に装着した機械から表していた男は周りの様子を見て言う。


「ようやく辿り着いた割にはなんだかテンプレ的な連中ばかりだなぁ、本当にコイツらが異世界転生者最強ランキングのランカーなのかよ?一般モブじゃないだろうな?」


男が続け様にこう言う。

「まぁ何にせよ、コイツらを殺せば直ぐに上に登れるんだ恨むならこんなクソみてぇなランキングを作った協会に言うだぜ?クソチートランカー様たちよ!」


そうして無慈悲な殺戮ショーは幕を切った。

ライトロスの次に犠牲者となったのは無差別に選ばれたのは、ゴブリンでありながら魔法を駆使し英雄となっていた異世界転生者のゴブルガであった、程よい皮と骨によってすぐ様、身体は真っ二つに斬られ生きながらチートスキルも使えずに泣き叫び死んで行った、然しその隙を着いたのはディアボロスウルーザだった。

彼は自身のチートスキルで闇の炎を操り敵を燃やした筈であったが、彼は燃え盛る炎をゴブルガの死体を使い防いで燃え続ける死体はすぐ様、投げ捨てるとその死体に当たったのは。

[悪女として転生したのに人格変えて聖女になったOL]こと「ディアーナ・マンドレナ」

ディアーナはゴブルガの死体が当たりすぐ様身体に火が燃え移り泣き叫びながら悶え苦しみ死んでしまった。

そうして今度はディアボロスウルーザと

[魔弾使いで精霊から愛され聖剣も使う騎士]

「オルフェノス・エルザム」が2人がかりで

男に阻まると、オルフェノスが魔弾を撃ち放つことのできる自身のチートスキルで作り上げた聖剣「トワイライトカタストロフィー」

を使い魔弾「ノクターンフィナーレ」を放つ。


然し男は自身の武器で魔弾を切り裂くとディアボロスを押し倒すとそのまま両脚を捕まえると回転をしながらオルフェノスの方に投げ飛ばすと2人はまとめて倒れてしまい、その隙に男が2人をノコギリを腹に突き刺した瞬間エンジンを駆けると刃は唸り声を上げ肉を切り裂き骨を軋ませて2人の異世界転生者は口から血を吹き出しながら叫びを上げて絶命した。


その光景に残るのは3人の異世界転生者たち、目の前に立っていたのはプリルキアランであった。

プリルキアランは恐怖で動けずにいてか弱い声で助けを求め命乞いをしていた、然し男はこう言い放つ。


「悪いね、俺も美少女キャラは大好きだよけどもコイツは仕事だ。仕事なら感情は捨ててるんだ次会った時は円盤も買うし作品のグッズ集めとくぜ。」


そう応えるとプリルキアランは一瞬だけ安堵した後首が無くなっておりキアランの首は宙を舞い文字通り踊っていた赤い花が咲くと彼女の亡骸に滴りながら目の前の男は残るの2人の異世界転生者に近づく。


彼が近づく先には[ブラック企業戦士]「タカーナ」が居た、タカーナはこの光景を終始ずっと何も喋らないまま見ていた1人である。


「アンタ随分と物静かだな。」

男が喋るとタカーナは静かに答える。

「すみません、貴方のこの派手な殺戮シーン少し感動してしまっていて。」

男が答える。

「感動?そいつは違うぜ、これは単なる[コロシ]だよ[コロシ]には美学もなけりゃショーセンスすらない、ただ[生きるか死ぬか]の[殺るか殺られるか]の光景だ。

コイツは[死合]でもない、一方的な[コロシ]だ。」

タカーナは男が喋り終わるとこう応える。

「成程、それが貴方の持ち得る物ですか。

素晴らしいですね、私は異世界に来た時正直何か変えれるかと思い楽しんでいました、然しそれはほんの少しだけでした。」

「使えるのは情報を手にする事だけの力。それを散々利用されては他の異世界を奪い、更には殺しにまで加担した。

懺悔のように聞こえますが正直今ここで死んでしまっても嫌ではありません、私は今貴方の生き方、殺しの考え方に改めて感動を覚えてしまったんです。」

男は恥ずかしさも有りながら、少し照れたようにこう言う。

「アンタの人生観に今更花を飾るわけでもアドバイスをした訳でも無いがな、だがアンタにとって死ぬ事に対して悔やむことの無いように出来たのは嬉しいぜ、ありがとうよ。

こんな男にでもアンタを喜ばせる事が出来たんだ、他に心残りはあるか?」

タカーナは言う。

「1つアドバイスをさせてください、異世界転生者たちは強いです。ですが貴方なら全員を殺せる、そんな気がして仕方ないんです。どうかお気をつけてこの先の戦いにご武運を、私は一足先に退場しますが。

生まれ変われば次は貴方のファンになるように願ってますよ。」

男は電動ノコギリを唸らせて応える。

「あぁ、なれるぜ達者でな。」

そのまま切りつけるとタカーナの胴体を切り裂き死体から臓物と血飛沫が上がる、タカーナの表情に苦痛はなく安らかな顔で死んで行った。「さてと、残るはテメーだけみてぇだな。」


残るの1人は地獄の中で取り残されたアキランただ1人だけだった。

アキランは涙で顔を歪ませ鼻水を垂らしズボンからは失禁の染みを作り、腰が抜けていた。

1歩ずつ男は捕食者のように歩く、アキランは被食者側になった事に気が付き腰が抜けたにも関わらず四つん這いになりながら逃げる。

だが男はアキランの尻に蹴りを入れるとアキランは泣き叫ぶ。

「うわぁぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!ヒィー!ヒィー!ハヒッ、おっ、お願いします!命だけは!命だけは勘弁を!」

先程までの威勢は全くなく、泣きじゃくりながら床に頭を擦り付けるように土下座をしていて男は呆れ返っていた。


「おいおい、マジに弱いじゃねぇかよお前みたいなのがランカーだと気が重いぜ?まぁいいか。」

男はノコギリの刃を鳴らしながらアキランにとある事を聞く。

「お前に2、3質問があるんだよ、このクソみてぇなランキングは何処のどいつが付けたのか知ってるか?」

アキランは質問の意味に返答をしようにも無理であった、男が聞いてるのは恐らく件の異世界転生者たちに格付けされたランキングなのだろうが当の本人達も全く分からずにいたのだ。

「しっ知らない、知っていれば俺だってそんなランキングがあるなら殺されないようにしていたさ、ほっ本当だよ!現にここに集まったのもその対策のために来たんだ!嘘じゃないんだよぉ!」

男はアキランの質問に対し納得したらしくアキランから離れる。


「ふーむ…やっぱり本人達もこのランキングに対して何も知らないのか…まぁいい、とりあえずは分かったぜお前はもういい何処にでもいけ、ただ二度とその面を見せるなよ。

次に会えばすぐに殺す。」


アキランは拍子抜けをしたがその言葉どおりの意味なら自分は生かされると納得したらしくすぐ様情けない足取りで逃げていく。


(やった!やったぞ!俺は生き延びた!これでまたチートスキルでアイツを殺す機会を伺おう、奴は馬鹿だ!訳の分からないような感じだったがこのまま逃げてまた体勢を立て直せば勝てる!ざまぁみろイカれた野郎が次に死ぬのはお前の方だ!)


そう心の中で思いながら逃げていくアキラン、男はため息を吐き光るノコギリを消滅させると装置を起動させると手から光る玉を放つと逃げているアキランに照準を合わせて撃つ。

やがてアキランはその玉に当たると身体が吹き飛び消滅したのだった。


「馬鹿がよ獣が狩人の言葉を信用するなよ。」


そうして静かになった殺戮現場に男は1人座る。

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