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恋愛経験ゼロに等しい私が結婚出来たのは何故か。

作者: まよぽん。

※この物語は作者の実体験を基にした物語です。

作者の簡単なプロフィール。

まよぽん。 二十三歳。 既婚(子供1人)。 北海道育ち、北海道生まれ。 ごく普通の一般人。


こんな平凡な私がどのようにしたら結婚〜出産まで至る事が出来たのかを説明させてください。


一.まよぽん生誕〜保育園時代。

私は北海道のとある場所で誕生。 あまり両親にどういう幼少期だったのかは聞いた事が有りません。ただ、所々 聞いた話によると、赤ちゃんの時は夜中はせず、よく食べ、よく眠る子だったということは聞かされていました。そして、決まって通りすがりの人から「肌が白いね。」と必ず言われる程の白さだったらしいです。今、思えば、もっと幼少期のエピソードを聞いておけば良かったと思っています。

話は飛んで保育園時代に入ります。私自身が途切れ途切れに覚えていることは…保育園のおやつ時間に出させるヨーグルトが嫌いだったこと、お昼寝がなかなか出来なくてぐずっていたこと、塗り絵が好きだったこと、好きな男の子に毎年チョコかお菓子をあげていたこと、その男の子からお返しが毎年 来ていたこと、友達とよく遊んでいたことは覚えています。保育園時代も正直 たくさん覚えてはいないのですが、今 自分の頭で覚えている事が少ないながらに楽しいことをしていたのは間違いないです。この時から私はませていたのか、我ながら好きな男の子にバレンタインはチョコレートをあげていた事が勇気ある行動だと思ってしまいました。今の私なら考えられない出来事です。笑


二.まよぽん小学生〜中学生

小学生〜中学生の私のこの時代は保育園時期に比べると、地味な感じだったと記憶しています。小学生の時の私はとにかく誰でも好きになってしまう惚れやすい女の子で、好きな子に告白しては玉砕する恋愛でした。どうしても好きな子に告白して覚えている言葉は「大人になったらね。」

この言葉は完全に脈が無い人に向かっていうのだと大人になった今 気づいている作者。汗 完全に恋愛に関しての知識がゼロな証拠です。私の住んでいた場所は小学生で“付き合う”ということをしていたカップルがそこそこに居て、当時はその仲間入りしたかった記憶が濃いです。

そして中学生。この時の私も相変わらず恋愛に関してはゼロに近い知識の女の子でした。当時 保育園〜中学まで田舎なのでほとんど同じ顔ぶれでエスカレーター式のようにクラスに進みました。田舎は子供の人口も少ないので、1クラスなのです。もう保育園から同じ人達と多い中、私にも恋愛が訪れました。この中学校生活では、告白のスタイルは美術室に好きな人を呼びと言うものでした。私もこの波に乗って、告白しましたが、見事に失敗。告白は失敗しましたが、何もこの私にも付き合って欲しいという男子が現れてくれました。ですが、私はその男子は性格も優しいとは思いますが、告白はお断りしました。玉砕したばかりの私にはその男子の告白は胸に突き刺さることは有りませんでした。中学二年生の時、人生最初の大きい恋愛を味わうことになりました。出会いは私の兄が、高校生だったころ仲の良い先輩を家に遊びに連れてきたことがキッカケでした。私は一目惚れでしたが、後から兄に聞いたら、奇跡的にその先輩も好きだと言うことが分かり、兄の後押しもあり、無事に付き合うことになりました。当時 相手の方は高校三年生。私は歳の離れた男性と付き合ったこともない恋愛初心者なので、全て彼氏に身を委ねてみることにしました。でもそんな彼は私を気遣い、ただ手を繋いでくれる優しい男性でした。初めて抱きしめた時も「今 抱きしめていい?」と優しい声で、私に確認を取り、私が頷くと彼は優しく私を抱きしめてくれました。彼の優しい雰囲気・包容力・手の温かさ。全てが初めてでドキドキしてまともに顔も見られなかった気がします。これが初めてのハグでした。まだまだ彼のエピソードは続きます。高校を卒業する頃には彼が車の免許を取り、私は彼の運転する車に初めて乗せてもらったのです。中学生にしてドライブデートというものを体験したのです。あの時はただ彼の隣に座っていただけでしたが、貴重な体験させてもらったと今は本当に思えます。彼の運転は人柄に出ており、丁寧な運転だったと記憶しています。本当にあの初めてのドライブデートは嬉しかったです。ですが、そんな私も半年を過ぎた頃、何故か彼氏と連絡が少なくなりました。私は当時ケータイを持っていなかったので、兄のケータイで連絡を取り合っていたのですが、どういうわけか返信がなく、寂しい日々を送っていました。ある日、私もとうとうケータイを持ち、嬉しい気持ちを彼氏に伝えると、初めてのメール内容は…“別れよう” この内容に私はムカついたのか“こっちから振ってやる。 さようなら。” こう送り、私は呆気ない最初の大恋愛は終わりを迎えました。これが私の中学生最初の恋愛です。


三.まよぽん高校生

この当時、スマホが普及していたので私のクラスはほとんどスマホ持ちでした。私はまだこの当時ガラケーでした。クラスから「いつスマホにするの?」という言葉がうんざりしていたのを鮮明に覚えています。 相変わらず田舎はあまり他の高校には行かず、地元の高校に進級した人がほとんどだったので、ここでも同じ顔ぶれが集まっていました。私が中学の時 振られた彼が何と告白しては付き合うということが二度 起こりました。 一度目は高二のイベントマジック 修学旅行。彼は直接 告白はして来ず、メールで“付き合おう”こんなシンプルなメールであっさり。当時の私はそれでもクラスの中で目立っていたグループにいた彼が眩しく見えたのでしょう。メールで返事をし、付き合うことに。これはあまり長く続かず、1ヶ月も持たずして、あっさり破局。私は帰宅部で、彼はバレー部のキャプテンだったので、時間のズレが原因だったと思います。彼から別れを告げられたので、あっさりと終わりました。 二度目は友達の輪の中で、話しているうちに自然とでした。今 考えたら、彼は性格も優しく、運動も出来て、クラスから人気者の一人なのに私の何が良かったのか…? 初めてまともに付き合ったと思えた瞬間は学校での帰り道。彼から手を握ってくれたことです。 意外と手が大きい人なんだなって…。もっと彼のことを私も知ろうとする努力をすれば良かったと今なら冷静に思えます。二度目の破局理由も私が彼との時間を大切にしなかったことが原因でした。当時の私は堅物な両親にどうやって“彼氏とデート行く”というワードを使わず、家から出ようかということを考えていてばかりで、デートというものが出来なかったのです。顔色を伺っていた私なので、勇気が無くていつも断っていてばかりでした。二度もチャンスをくれたのに、自分で二度も台無しにしてしまいました。


四.まよぽん専門学生

田舎から少し都会のところの専門学校に行った私は、一年という短い中で、二人の男性を好きになりました。一人目は同じ専門学生の人。 歳は私より少し上の二十四、五歳。少しぶっきらぼうで近寄りがたい人だなって言うのが最初の印象でした。ですが、彼は次第に話してみたら、笑顔が素敵でそのギャップが素敵でした。私も彼に一度、何気ないことで頭をポンポンしてくれたことが有りました。あの時、恋愛経験のある人なら、そのまま抱きしめたりするのかもしれませんが、私は顔を赤らめるだけでした。彼とは少し話す程度で、結局 告白はできないまま終わってしまいました。もう一人は兄と同じ大学に居た後輩。歳は私の一つ上の二十歳。彼の大胆な行動に惚れたのかもしれません。ある日、彼が一度 家に泊まった時のことです。朝 私が学校に行く前、こたつでまったりしていると、そのまま爆睡していたはずな彼が、ゆっくりと起きだし、何の話からかいきなり私に頭ポンポン→ハグ→バックハグ→押し倒す。朝から混乱の嵐。その流れで彼はキスをして来ようとしてきましたが、私はその場で逃げてしまい、初キスは逃してしまいました。それでもそんな彼の行動が私にはカッコ良く、素敵に見えたのでしょう。兄に彼の連絡先を聞き、たくさん電話したことを覚えています。どうでも良い会話。 私の相談事。 彼は親身になって聞いてくれ、時には夜中まで話していました。ある日 思い切って彼に電話で告白してみました。すると彼は…「俺 一週間以内には、しちゃうかもしれないんだよ。それでも良いの?」って言われ、私は何も言えなかったです。覚悟もないまま、そんなことを言われたので、不思議な状態で失恋?したと思います。彼にはこの後も一回 告白していますが、その時はしっかりとお断りの返事が帰ってきました。 彼のあの時の行動に惹かれただけで、他は何も考えていなかったのだと思います。


五.まよぽん旦那に出会う〜結婚。

私は最後の大恋愛を迎えるのは社会人一年目の時の一九歳。彼の職場と私の友人の職場が一緒だということもあり、彼女が私のことを彼に紹介してくれたのがきっかけでした。そこから私たちはLINE連絡を取り合うようになり、だんだん電話をする頻度も増え、順調な関係でした。ある日、彼と初めて顔合わせることに。彼が車で迎えに来てくれ、一泊二日のドライブデートをすることに。彼は優しく、ホテルの部屋も別々に取ってくれる人で、私の身体を気遣う姿がとても好印象でした。 特に何も変化の無い一泊二日でしたが、この夜に彼からの告白電話で私たちは正式に付き合うことに。彼とはいつもLINEで連絡を取り合い、土日に私が仕事でも毎週 彼は数分でも会いたいがために職場や家まで来てくれました。彼の一途さも私を好印象にさせるポイントの一つなのです。そんな付き合い初めて一ヶ月が過ぎた時のこと。いつものようにデートを終え、車でお話ししていた時のこと。何故か車には長い沈黙が……。聴こえているは三代目JSBの冬物語だけ。彼が私にキスをしてくれたのです。私にとっても初めてのキス。彼の顔が近くに…!ということだけで、キスのことは恥ずかしくて目を見て話せないくらい覚えていませんでした。でも彼の人柄がここでも現れている優しいキスだったことは間違いありません。音楽に合う冬の忘れられない思い出の一つです。もう一つ私には結婚するまでに忘れられないエピソードが一つ。それは私がいつものように車の中で仕事のことで彼に悩みを相談しているうちに泣き出した時、彼が優しく抱きしめてこう言ってくれました。「俺は何があっても◯◯◯の味方でいるし、いつも側にいるよ。だから安心してね。何も考えないで今はただたくさん泣けば良いよ。」これが私のプロポーズの言葉よりも忘れられない出来事であり、セリフなのです。この出来事も彼と付き合って二ヶ月前後のことなのですが、彼はこの時から結婚することを予知していたかのように、優しく温かい言葉を掛けてくれ、私を癒してくれたのです。この言葉に私は涙が止まらず、ただ彼の言うようにたくさん泣きました。そんな私は彼とずっと一緒に居たい!と思うようになり、二年と少し働いた職場を辞め、彼と結婚しました。結婚しても彼の性格が変わることもなく、今もたくさんの優しさと思い出を与えてくれます。私も今では一児の母となり、彼と協力して、毎日育児をこなす日々を送っています。


六.最後に

私はほとんど中学生まで恋愛経験が有りませんでした。いつもテレビの中の人に追い求め、現実の男性と比べてばかりで、なかなか理想の男性像が高かったのです。しかし、そんな私が今 素敵な彼に出会えたのは友達の紹介・ジャニーズをやめたこと。ジャニーズをやめた途端に、彼に出会えたのは奇跡の出来事だと私は思っています。もちろん、私以外の方はジャニーズも恋愛も上手くいくと信じてはいます。ですが、一度だけ、やめてみてください!もちろん絶対の確証はありません。ですが、理想の男性よりも、あなたが見えていないだけで、あなたのことを想ってくれている誰かがあるかもしれません。友達があなたの背中を押してくれるかもしれません。私も友達に感謝しています。あなたもぜひ、恋愛して、少しだけ違った世界を見てみませんか。全ての人に素敵は恋愛…未来…人生…そして出会いが訪れますように…。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 手の届かない虚構のアイドルより、抱きしめて言葉を交わせるカレの方が1024倍の価値がありますよね。 成人前に気づいたあなたは素晴らしいです。 きっと、地頭が良い方なのでしょう。
2019/09/17 08:30 退会済み
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