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プロローグ 3

まだまだ短いです。


「刻の部屋?」


意味が分からず呟くと、すかさず目の前の女性が話し出す。


(はい! 此処は刻の部屋と言います。

貴方は不慮の事故で亡くなりました。)


(そして貴方の魂は現世でさ迷い、此の部屋に導かれたのです!)


腰に手を当てて、胸を張りながら凄く自慢げに話している。

その姿を見て刻雄は呆れながらも思考にふける。


【また喚ばれたのか!!?】





・・・・・・・・・・・・





およそ20年程前に刻雄は不慮の事故で亡くなった。


同窓会の後に散々呑んだ帰り道に、飲酒運転の車に運悪く突っ込まれて短い生涯の幕を閉じる筈だった。


しかし、目覚めたら異世界に飛ばされていた。


そして悪魔に出会った。




・・・・・・・・・・・・




其所は真っ暗で何も見えない世界であった。


目覚めてからどれだけの時間が経ったのかは不明だが、目を見開いても見えるのは黒、黒、黒。


まったく意味も分からず呆けていると声が聞こえてきた。


暗く低く陰湿な声で。


(生きたいか?)


辺りを見回すがあい変わらず暗黒に包まれている。


(生きたいか?)


再度聞こえる声に刻緒は全身に悪寒と震えを感じながらも答える。


「死にたい!!!」と・・・



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