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うっかり死んだら異世界転生しちゃいました! でもここにはイイ男が全然いませーん! そんなところへ、ドSの王子様が現れました!

作者:志村けんじ
最新エピソード掲載日:2026/03/22
寒い冬のある日、凍った橋を渡っていた高校生の美琴は、橋の歩道を走ってきた自転車を避けて川に落ちてしまい、目を覚ますと異世界転生していた。

その異世界で魔法使いとして転生した美琴は、その異世界で用心棒として魔法の修行をしながら生きていくことにしたのだが、そこに恋する気持ちになれるような理想的なイイ男が全然いないことが大きな不満だった。

そこへ、ドSの王子様の勇者が現れる。

第1話 冒頭 抜粋

 そう。あたしはあの二月の凍えるような寒い日。凍った橋を歩いていて、前から走ってきた自転車を避けたときに、うっかり足を滑らせて、川に落ちてしまった。

 そして気がついたときには、なんと、異世界転生しちゃってました!?


 あたしの名前は、高瀬巫琴《タカセミコト》。まだ、夢も希望も溢れすぎてる高校二年生の十七歳。

 ただ、残念なのは、まだあたしの隣に、素敵なカッコイイ王子様がいないこと。

 あぁーー。早く素敵な王子様が現れないかなぁーー。

 そんなある日。きのうの夜に、珍しく東京に振った雪で、道にはしーーっかりと、その雪が残ってました。

 だから歩いている地面はツルツルで、あたしは歩き慣れない凍った道を、そーっと、そーっと歩いていたんです。

 そうして、絶対にカチコチに凍ってるであろう橋に来ると、案の定ツルッツルの状態。

 だからあたしは、恐るおそる、足元を見ながら、そーっと、そーっと歩いていたんです。

 そこに……。 

「チリン、チリン!」

 あろうことか、自転車が走って来たんです!? 

「ちょっと、まって!? それって、ルール違反じゃ!?」

 慌てて、その自転車を避けようとしたところで。

「ツルッ」

 と、思いっ切り、足を滑らせちゃいました!?

「おっとっとっと……」

「ヒューン、バシャーン!」

 そのまま勢い余って、しっかりと川に落ちちゃっいました……。

 冷たい……。カラダ動かない……。沈んでく……。アタシ、このまま死ぬのかな……。

 気がつくと、あたしは心地良い水の外にいた。暖かい……。心地良い気温。

 あたしは、ゆっくりと目を開けた。

「ちょっと待って!? どこ此処!? あたしがいた世界じゃない!?」

 ビルが一つも立ってないし、緑と草花の広がる、まるでゲームの中のような世界!?
 
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