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蒼太と若菜

「おーい!蒼太!若菜!」


春が元気に声をかけた先にいたのは人組の男女だった


「ん?ああ、春か…どうした?」


蒼太と呼ばれた男子が反応している。

隣にいるのが若菜と呼ばれた子かな?可愛らしい子だな。


「いや〜こいつさ同じ小学校の瑠夏って言うんだけど内気でうまく喋れないからウチに知り合い紹介しろって言ってさ」

「おい!そこまで言う必要ないだろう!」


そんな事言うなよ〜恥ずかしくなってきた…


「事実なんだからいいでしょーが!全く…ウチの方が恥ずかしいわ なんならもっと恥ずかしい話をバラしてもいいのよ」

「春様本当は感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございます!」


そんな事されてたまるか!油断も隙もあったもんじゃない


「ふふっ目の前で漫才みたいなことしないでよ これだけ喋れるなんて本当に内気なの?」


若菜と呼ばれた女子にそんなことを言われてしまった


「いや、本当にその、あんまり喋るの苦手で…初対面の人にどう接したらいいかわからなくて…」


やばい!ついいつもの小学校の調子が出てしまった!


「急に歯切れ悪くなったわねあんた」

「………」


なにも返す言葉がない…


「じゃ順序がごちゃごちゃになっちゃったけど改めて自己紹介しますか!ほら!まず瑠夏から」

「うぇっ!えっと林 瑠夏です。これからお願いします。」

「おう!じゃ次は俺かな?俺の名前は森田 蒼太って言うんだ!瑠夏これからよろしくな!」

「じゃ次は私ね〜佐藤 若菜って言います。これからよろしくね林くん」

「えっと森田くんと佐藤さんねよろしくお願いします!」

「苗字呼びなんてよそよそしいな〜!名前で呼んでくれよな!苗字で呼ばれると逆にムズムズしてくる」

「私も名前でずっと呼ばれてたから名前で呼んでくれたら助かるわ」


いきなり名前呼びとはハードルが高いな

でも小学校のコミュニティじゃ基本的に名前呼びだよな〜


「確かにね、僕も変な気分だな是非、僕のことも瑠夏って呼び捨てにしてくれたら嬉しいな これからよろしくね蒼太、若菜」

「うんうん!仲良くなってくれたようでウチは嬉しいよ!」

「とても助かりました春様 ちなみになんだが、なんで春は蒼太と若菜と知り合いで仲が良いんだ?」


小学校違うのにどうやって接点があったんだろう?

見てる感じ昔から知ってるっぽいし…


「あぁ〜それはね保育園が一緒だったからよ 瑠夏って保育園とか行かなかったでしょ?」

「うん」

「この辺って保育園が地区の中間くらいに2つあるせいでどっちに預けてもあんまり変わらないのよねだから小学校は違うけど保育園が一緒っていう子結構多いよ?」

「なるほどね〜謎が解けたよ」


確かにそれならこの雰囲気にも納得だな そう思うと結構そういう子多そうだな〜


「まあまあ昔の話はいいからこれから仲良くなっていけばいいのよ!」

「確かに!じゃ改めてこれからよろしくね!」

「おうよ!」

「よろしくね〜」


っととりあえず今日はこれで解散かな


「改めて春、本当にありがとう…助かったよ」

「これくらいいいってことよ!でもこれからは自分で仲良くなるのよ?どんどん友達の輪が広がっていくはずだから…多分」

「おい!最後に不安にさせるようなこと言うなよ…まぁでも何とかなるだろ!」

「その意気よ!じゃほら帰るわよ」

「は〜い」


とりあえず初日はなんとかなった…明日からも頑張るぞ!

とりあえず寝坊しないようにしなきゃ!

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