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補助金より減税が良い理由
頑張らなくても貰えるお金が補助金で
頑張らないと貰えないお金が減税です。
補助金ありきの事業は、大した需要が無くても存続出来てしまいます。
では大きく育った事業に後から補助金を出した場合はどうなるでしょう?
その会社は徐々に競争力を失います。
問題は、何ら価値を生み出していないお役所と交渉して
補助金取って来るだけの社員の発言権が強くなってしまうのです。
「その工程、その材料では補助金が貰えないからリサイクル品を何%混ぜろ」
等々、生産現場にも口を出し始めます。
効率のいいやり方ではなく、補助金を貰いやすいやり方に生産工程が変わり、
顧客満足度は低下します。
公務員は3~4年で異動するので、補助金を受ける側の社員の方が補助金内容に
詳しくなり力関係が逆転し杜撰な給付体制が出来上がります。
品質が悪くなったにも関わらず補助金により低価格で生産出来るので
補助金を貰っていない類似会社を駆逐するか、
類似会社も補助金を貰い始めます。
これを10年.20年と繰り返せば、無限に補助金を食べ続ける
競争力のない業界の誕生です。




