ケインズの穴掘って埋めろは
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ケインズの穴掘って埋めろは貧しい時代の理論で、
何もかも足りない時代、港や護岸整備、橋や高速道路を作れば
特に何も考えなくても成長する時代の経済学。
政府支出拡大して経済成長すると主張している人達は、
こういった貧しい時代の経済学を使っている。
殆どの道がぬかるみ、穴ぼこだらけで、水道も下水も整備されていない様な国なら、何も考えず公共事業をしても経済成長は見込める。
ケインズの不況の時は穴掘って埋めろをやっても上手く行くが、
先進国になるとそういった政府のバラマキ政策は効果が薄くなる
だから減税して1億2000万人が毎日試行錯誤しなければ
何が成功するか分からない。
実は会社でもそういった時期がある。
分かり易いのが高度経済成長時期で、売上げを上げる為の副作用が
殆ど無かった時代。
とある会社は毎月月末に棚卸をしていたが、ある日棚卸の為の店長の
深夜残業を会社が禁止した。
それを禁止した際の人件費の上昇を会社は加味しているのか上司に会議で聞いたが、
「詳細はウェブで」と誤魔化された。会議では笑いが起こりそれで終わったが、
ようは聞くなという事だ。経営の数字を聞きたかったが、
暗に「そういった事は聞くな」と言う処世術の話にされたのだ。
例えば会社の社長が売上を上げろと命令したとする。
売上至上主義社員がいた場合はセールの連発になる。
すると利益が減り、消費者が感じるその会社が売る商品価値が下がる。
そこで社長は利益も確保しろと言ってくる。
この2つの命令を達成する為に社員は経費節約の為に
深夜のサービス棚卸をやってアルバイトの人件費を節約したり、
店舗の修繕費を節約したり、アルバイトさんのシフトを削ったりして
店舗のサービスレベルが落ちて徐々に売り上げが下がる。
サービスレベル低下を防ぐ為に店舗チェックシートを導入して
外部に委託し店舗の監査をして、社員が節約した経費を本部が
垂れ流したりする。
それを指摘すると、お前らがちゃんとやらないからそういう経費が
必要になるんだろ!と言われたりする。
そういった不満がたまると、内部不正や早期退職が増え
会社の成長が止まる。
すると最近の社員は会社への忠誠心や人間力が足りないと言って
朝礼に経営理念の唱和なんかを始める。
政府が学び直しや多様な弱者救済も突き詰めれば
バカな国民を俺達が再教育してやると言っているのと同じ。




