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嫉妬が幅を利かせる世の中の条件

https://youtube.com/shorts/eYjCwlwc92g


身分制度がはっきりしていた時代には、高い身分の人を羨んでも

身分が違うという前提の上での羨望だった。

中世ヨーロッパ 聖職者・騎士・農民という身分があった。

耕す人が戦う人を羨んでそうなりたいと考えても

その時には首を切られる覚悟が必要な訳で諦められる。

人間はあまりに違い過ぎると嫉妬しない。イーロンマスクやトランプに嫉妬しないのと同じ。

明らかな区別は嫉妬心を抑える働きをする。

人間みな平等はつい最近の概念であり、平等だから嫉妬する。


いつの頃か一人一票の名の下に平等な社会が成立すると嫉妬心が暴走する社会が出来上がった。

税金を殆ど納めない人でも1票を持つ様になったので、

それらの人々の嫉妬心を掻き立てて当選できる政治家が現れ始めた。


嫉妬が機能する時は必ず社会正義と言う仮面をかぶってやってくる。

弱者救済、きめ細やかな配慮、そういった偽善が幅を利かせるようになっちゃう

税金を取ったり再分配する時にこれら「社会正義」は絶対に口にしてはいけない。

社会とは誰かが意図的に何かの目的で作った物ではないから。

自然発生的に出来上がったものに対して正しいとか正しくないとか言う

特定の誰かの価値観を持ち込んでも意味が無い。


もし誰かの社会正義を基に富の再分配を行うと、

色々な人たちが我こそは社会的に正しいとひっきりなしに陳情が来て、

こんなに正しい事をやっているのに私はこんなに恵まれないんです。

という正しい弱者合戦が始まる。

社会的にこんなに正しい事をしているんです。

こんなに困っているんです。

こんな功績があります。だから1000万円、1億円下さい。

という事になる。

この基準は官僚の中の「社会正義」にのっとって功績や不利な条件を

評価し、税金をばら撒く事になる。そして無限に増殖する。

弱者もどきと官僚機構の暴走から国民の自由と財産を守るには

税率に明確な上限を設けるしかない。

これがピノ1個分16%なわけです。この辺はハイエク先生が話しています。

すると最も説得が上手い者や最も政府に圧力を掛けられる力を持っている者がより多くの予算・補助金を獲得する様になり、

その中でも既得権を持つ人々は市場が変化して一般庶民に損害を与える様になっても引き続き政府の予算により延命される。

市場による新陳代謝機能が働かなくなる。

つまり社会主義度の高い国で成功するには

「最小の努力で最大の国庫補助を引き出す能力のいかんによる」事となる。付加価値を生み出す、市場の見えない需要にこたえる事はさして重要で無くなる。

すると税金をあまり納めない人が累進課税を導入したりする。

でも所得の高い人からキチンととれるかと言うとそんな事は無く

大金持ちはいかようにも税金対策が取れ、

所得の低い人は依然として払わないままだから

結局真ん中の中間層からごっそり取られる。

取りやすい人から取るのが税金の鉄則

徹底した共産主義には、嫉妬から生じる偽善は存在できなくなる

国家が国民の富を平等に吸い上げるので嫉妬が生じなくなる

共産党員等の一部の権力者へ強い憎悪が向けられるようになる。


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