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問題謳歌  作者: !?
3/3

さん

「どうする?」

「へ?」

「ウチに入るかどうか。」

「うーん…」

「……ぼちぼち考える。また明日も来るつもりだし。」

「そっか。じゃあね。」

「うん。」

「あ、これ…」

「…?」

「印。」

「…?」

「来るとき持ってきて。」

「わかった。」

「じゃあね。」

「ばいばい。」

そう言って、ノイルは無夢奏屋を後にした。


店を出たあと振り返ったら、無夢奏屋は消えていた…

(……?)

辺りを強く照らす夕焼けが、沈みかけていた。


「ただいまー。」

「おかえりなさい。遅かったわね。」

「あぁ……ちょっと学校で作業してた。」

「そう。」

「あぁ、あと、明日友達と遊ぶ。」

「あら、そう。誰と?」

「ユ、ユウマと……」

「そう。久しぶじゃない。」

「…そうだね。」

(ホントは無夢奏屋に行くだけなんだけどね。)

ドタドタ

「ノイル!」

2階から姉のイノリが駆け降りてきた。

「どうしたのイノリ。」

「漫画、今日まででしょ!」

「あぁ、そうだったね。」

「もぅ、早く返して!」

「そんな急がなくても…」

「いいからっ!」

「へいへい…」

カバンの底から姉に借りていた漫画を取り出す。

「はい。」

「ノイル!ここ!」

「?」

「ここ!破けてる!」

「いや、元から破れてたぞ。」

「うっそだ〜!」

「はぁ……ほれ。」

姉に漫画の写っている写真を見せる。

「…………」

「元からだっつーの、わかったろ?」

「…ノイル用意周到すぎ!なんかムカつく!」

「酷っ!い〜だだだだっ!つねんな!痛いだろっ!」

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