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問題謳歌  作者: !?
1/3

いち

タッ タッ タッ タッ………………

「……ん?」

下校中にふと、

こんな店あったか?

と、思った御島ノイル。

無夢奏屋(むむそうや)…?こんな店あったっけ?)

気になったノイルは店に入ってみることにした。


チリン チリン

と、キレイな鈴の音。


「お客さん…珍しいねぇ……」

と、奥から深々とフードを被り、口だけをのぞかせたヤツが出てきた。

フードから、おさげのように髪が降ろされていた。

ヤツは、フードから膝丈ぐらいまである、長くて黄色いワンピース(?)にジーンズを着用していた。

ワンピースもどきの袖は、着物の様に長かった。


「最近開店したんですか?」

「いやぁ…?うちはずーっとここでやってるよぉ〜?」

(おかしいな……こんな店見たことない…)

「ここ、どんなことしてるんですか?」

「ん〜?なんでもするよ〜?」

「な、なんでも…?」

「うん。お悩み相談も〜、お遊びも〜、色々やる。」

「今日はなにやるんですか?」

「今日はねぇ〜……そうだなぁ…」


チリン チリン

振り返ると、そこには顔がない……というか、顔が黒いもじゃもじゃで、その上に白い目と口らしきものが見受けられる、スーツを着た背の高いヤツが立っていた。

「あ、ソラ!」

「ルカ、暇だから来たよ。」

「じゃあ今日はお絵描きだね。」

「え…………っと……?」

「あぁ、ごめんごめん。こいつは俺の友達のソラ。」

「ソ、ソラさん?」

「あれ?新入り?」

「ち、違っ…!」

「え、ウチ来ないの?」

「へ…?」

「ま、いいや。俺達と絵、描こう?」

「え、あ、ちょっと!」

と、半ば強引に奥に連れてかれた。

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