レベル4ステージ1ミッション11:真なる目的
前回のあらすじ
簡単に牢屋から出て、行こうとする快たちを少年が止めて道具として使用してくれと頼んだ。それで快は少年をシュレディンガーと名付けて仲間にした。
ソラとメルシアは街の講堂みたいなところに連れてこられた。
「メルシア、すまない。自分としたことが…。」
「大丈夫だよ。メルも油断していたし。」
メルを取り押さえた男。すごく力が強かった。正直、あの状況のメルでは吹き飛ばすことができなかった。
「そんな風に仲間を信頼しているのか、怪人よ。」
メルがそんなことを思っていると、受付マンがメルたちに話してきた。
「そうだよぉだ。あんたみたいなへっぽこ、メルならボコボコに」
その瞬間、メルシアは首を掴まれていた。
「ボコボコになんだって?」
「メルシア!」
この男…強い!
男は舌を出すと、手を離した。
「ゴホゴホッ!」
「大丈夫?」
ソラがメルシアは見ようとしたら、刃を向けられた。
「今、よそ見されたら困るのだよ。今から君たちを処刑するのに。」
しょ、処刑!?メルたちを売り飛ばすのではないの?
「そうだよ。君たちは儀式の生け贄だ。」
そう男は言い、カーテンを広げさせた。そこにはたくさんの人間がいた。そして…
「マジかよ。」
「嘘…。」
真上には首を真っ二つにする機械が置いてあった。
「皆のもの、ついにこの日がやってきたぞ。我々、魔女の末裔のしたっぱが輝くときが!」
うぉぉぉぉぉ!
周りは歓声を上げた。
「魔女であるウィッチ様に見捨てられて苦節30年。我々は魔人になるべく亜人などの血肉を捧げてきた。ついに、今日がその100人目だ!」
うぉぉぉぉぉ!
つまりあの噂は全てここから来ていたの?
「その通りだよ、怪人。それらはあくまで陽動作戦に過ぎないのさ。」
メルシアの疑問に答えた男は街の人々に向き直った。
「さぁやろうぞ。我々の儀式を。」
それで刃は上がってセットされた。メル、死んじゃうのか。まだ、快さんといっぱいいたかった色々いたかった…思いを伝えたかった。
「さぁスクラ」
「た、大変です!」
突然、やってきた1人の男が儀式を止めた。
「なんだよ、きさ」
その瞬間であった。白いワニがその男を吹き飛ばした。そして、そこに乗っていたのは快、ボディラダ、笛を吹くシュレディンガーであった。
「快さん!!!」
「死に損ないめ!」
男が魔法を使うが、快に返された。そして、快は言った。
「さぁ、雌雄を決するか。」
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル4ステージ1ミッション11いかがでしょうか?
今まで受付の人と言い続けたのは理由がありまして、アンナイみたいな立ち位置だと強調したかったこともありました。今回からはもう男として使わせていただきます。
次もお楽しみに byボディラダ