表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル4:差異
91/240

レベル4ステージ1ミッション9:罠

前回のあらすじ

中央の建物に入った快たち。2手に別れて探し、快とメルシアは少年の母の遺体を見つけた。だが、その瞬間にフラッシュバックが起きた。

 快が目覚めるとそこは牢獄だった。近くにはソラ、メルシア、ボディラダがいた。

「おいっ、何があったんだ?」

「ご主人、どうやら自分たちは罠に嵌められたようです。」

 ソラが言うと、パチパチと手を叩きながら歩いてくる受付の人がやってきた。

「よく罠に引っ掛かってくれた。永瀬 快。」

 そう言うと、後ろから少年が現れた。

「ご、ごめんなさい!」

「この子は君たちをその言葉通り利用したのですよ。」

どういうことだ?俺がそう思っているとボディラダが説明してくれた。

「どうやら彼は私たちを捕まえることを条件に母の遺体を返してもらう取引をしていたらしいのです。」

「説明ありがとう。そこの女性の言う通り、この子と私たちはそういう間柄なのさ。」

いつから俺たちは監視されていたのだ。

「あなた、今いつから監視されていたのだと思いましたね?」

こいつ、人の心が読めるのか!?

「読めますよ。私はそういう能力なのです。」

人の心を読むのはさすがに強すぎるって…。

「解説を始めましょう。この依頼は私たちが作った嘘の情報でね。全ては簡単にホイホイと入ってくる冒険者を狩りに狩り、この街を栄えさせようとするのが目的さ。」

だったらなんでランクDなんだ?冒険者を呼び込むなら、ランクCが一番最適だろうに。

「確かにそうさ。でも私たちの任務をするお人好しは必ず亜人みたいな生物を引き連れるだろうと踏んでいた。実際にあなたは連れているじゃないですか。」

つまり、こいつらの狙いは俺たちではなく、ソラやメルシア。

「その通り。それで君とそこの女性は朽ち果てるまで放置するというわけさ!ハハハッ!」

受付の人がそういうと少年が話した。

「約束守ってくれるよね?」

そういうと受付の人は少年を切りつけた。少年は倒れこんだ。

「私たち誇り高き人間があなたみたいな汚いガキと組むわけないだろうが。」

俺はキレそうになったが、すぐに取り押さえられてしまい、ソラとメルシアを連れていかされてしまった。

「永遠にさようなら。次は恵まれるといいね。」

と言い残して、受付の人は消えていった。


Go new mission →


今回も読んでいただきありがとうございます。レベル4ステージ1ミッション9いかがでしょうか?

今回で一番気掛かりなのはこれは残酷な描写に含まれるか否かです。レベル4は重い話になる都合上、こうなってしまいます。でも、大丈夫。とだけ今回は言います。


次もお楽しみに byボディラダ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ