レベル4プロローグ:モーニングルーティン
前章までのあらすじ
異世界に転移→色々な出会いをする→聖騎士訓練所で訓練を受ける→聖騎士をクビになる:now
自分達の家に帰り、一晩を過ごした永瀬 快、ソラ、メルシア、ボディラダ。次の日、快は良い朝を迎えていた。
「久々のふかふかのベッドはスッキリするぜ!」
思えば、聖騎士訓練所では2段ベッド、インカント村では簡単に事が済み、ほぼ馬車の中で過ごしていたし、プロムナードのところではメルシアなどを寝かせる都合上、俺は床で寝ていた。
「おはよう、快。」
俺が起きる前から下にいたのはジウだ。
「ジウ、アンナイは?」
「アンナイさんなら今日は休みだからゆっくり寝てるで。」
この世界にも休みというのが存在したのか許すまじ。
※快は日々、オールばかりしていた社畜なので単純な休みが羨ましいのだ。
「あっ。そういえば快よ、見てくれ。」
ジウが言って見せてきたのはカップとその中に入っている茶色っぽい色の液体だ。
「まさか、これは…」
「あぁ。お前が言っていたコーヒーってやつだ。」
まさか、朝から朝食とコーヒーを堪能できるなんて、夢のようだ…。
※快の主食はエナジードリンクだった。
俺は優雅なる朝食を終えて、依頼を受諾しに行った。こういうところの社畜精神は本当に消えないな。
※今は朝の6時である。
朝早くきたが、冒険者ギルドはやっていた。まさか、年中無休か!?でもまぁ、いつ帰ってくるか分からない冒険者をスルーするわけにはいかないからな。
快は自己解釈をしながら、中に入って案内嬢のもとを訪れた。
「何か依頼はありますか?」
「現状、受けれる依頼は少ないですね。見てみますか?」
「お願いします。」
俺は案内嬢さんに頼み、依頼を持ってきてもらった。言われた通り、受けれる依頼は3個しかなかった。なんでこんなに少ないかと思ったら、ランクアップ争奪戦が近いことを思い出した。皆、血眼になっているわけか。そんなことを思い依頼を見ていると、1つだけランクがDなものがあった。ランクDの依頼は選ばれにくいと聴く。
「すみません、これを受けても良いですか?」
「構いませんよ。」
俺は案内嬢さんから許可をもらい、依頼を受けることにした。
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル4ステージ1いかがでしょうか?
今回、語るべきことはコーヒーがこの異世界に存在しないことですね。リンゴなどは存在するが、コーヒーは存在しないのです。それを再現して見せたジウがすごいやつに見えてしまいます笑。
次もお楽しみに。byボディラダ