レベル3ステージ11ミッション10:プロテクト
前回のあらすじ
快はプロムナードから対等な関係でいてほしいと言われて、プロムナードから"信仰と親類の寵愛"を教えてもらうことになった。
プロムナードに言われて、快は"信仰と親類の寵愛"の理解を開始した。
「まずは、お前の仲間の存在を認識するんだ。」
認識と急に言われても困るんですけど…でも、やらないよりはマシか。
快はソラとメルシアのことを思い浮かべながら、こっちを見るソラとスーッスーッと寝息をたてながら、寝ているメルシアを感知した。
「っ!」
「そうそれだ、その感覚が毎回必須になる。忘れるなよ?」
今思えば、この感覚は2人が俺と繋がった時の感覚にそっくりだ。この技…思っているよりも難しいかもな。
「次に、お前の意識をそこの2人に共有してみろ。」
俺の意識を2人に共有…それが2人が俺と繋がった時とまったく同じだとすると…。
快は感覚任せに共有を試みた。すると、簡単に自分の意識を2人と共有できた。
「ご主人が入ってきました!」
「快さん!?」
眠っていたメルシアまで起きあがった。それだけ深く入り込んだということかな?これを見て、プロムナードは驚いていた。
「そんな簡単にできるものではないが、良かろう。ほんじゃあ、最後だ。"守る"ことを意識してみろ。」
守ることか…仁美が言っていたバリア的なものを思い浮かべるのが正解かな?
それで、快が念じるとバリアみたいなものが出てきた。ただしそれは通常のバリアと違い、赤い糸みたいなものでソラとメルシアに繋がっていた。
快はプロテクトを覚えた。▼
プロムナードはこんなにあっさりできるとは思っていなかったので驚いていた。
「チート能力保持者じゃないやつがここまでできるのか。」
これはある意味、チート能力なのかもしれないなと俺は思った。
その後、快たちは一晩をこのパーティー会場で過ごして朝を迎えた。帰る時が来たのだ。
「快よ。困ったらここに来な。いつでも待ってる。」
「おぅ。じゃーな、プロムナード。」
挨拶こそ短かれ、そこには友情が存在した。
Mission Clear!
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3ステージ11ミッション10いかがだったでしょうか?
今回の最後の終わりかたにポエムとも言わんばばかりのものを出してしまいました。こういう終わりかたに憧れていました(小並感)。次回、レベル3の最終回です!ぜひ見てください!
次回も絶対に見てね byメルシア