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社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル3:家系
71/240

レベル3ステージ11ミッション1:魔王のパーティー

前回のあらすじ

魔王のもとへ行くと決めた快一向はアンナイに頼み込んだ。その結果、アンナイは臨時メンバーに入る代わりに依頼を受けるということになった。

アンナイが自分のことを必要だと言った理由がよくわかったぜ。俺たちは今、魔王が主催する魔王のパーティーに参加していた。


 快たちが受けた依頼はとある旅商人が手にいれた紙が魔王のパーティーへの招待というなかなかハードなものであった。その事もあり、冒険者ギルドではランクSに該当するレベルの難易度である。そこに侵入するわけだが、人間は目立つ。ということで、アンナイの魔法によって姿を変える必要があったのだ。そのため、アンナイは同行を条件としたのだ。


とまぁ、なんだかんだで入り込んだ魔王のパーティーだが、周りのモンスターたちが平気でB+ランク以上がうじゃうじゃといる。たしかにこれは人間では侵入でもしたら、めったざしにされるだろうな。

「アンナイ、これで良かったのかよ?」

「これが最良なの。」

俺は悪魔、アンナイは吸血鬼、ボディラダが巨人、アルトリウスが死神という変装だ。最初はこれで良いのかと思ったが、案外行けるものだな。ちなみに、ソラとメルシアはここにいても不思議ではないため、変装はなしだ。ソラは魔鳥、メルシアは獣がより前に出た格好になっている。

「あれっ?娘よ、どうしてここに?」

メルシアの方向を見ると、そこには獣人の王にして、メルシアの父とメルシアの父の部下のケモドがいた。とんでもない人たちに見つかっちゃったな…。

「お父様こそどうしてここに?」

「我は招待状をもらい、フォレト村の代表としてやってきたのだ。」

フォレト村の代表としてここに来たということは、ちゃんとフォレト村に着けたということだな。待て待て、安心している場合じゃない。

「娘よ、おまえはたしかなが」

ぐっ!

俺はメルシアの父の口をふさいだ。

「ちょっとだけお話しできます?」

俺がそう言うと、メルシア父は「分かった。」といって着いてきてくれた。アンナイたちにちょっと待っててくれとコンタクトを送り、メルシアとケモドも誘い、話をすることにした。


 快は事情を説明した。

「なるほど、そういうことが。」

「はい。だからメルシアの父であるあなた様が俺たちのことを喋ってしまうにではないかと思った所存です。」

俺がメルシアの父という言葉にたいして、少し不満を持ったのか苦笑いしていた。ケモドが割って入った。

「この方にはソロモンという名前がございますので、できればこれからはこちらの方でお呼びください。」

俺は「分かった。」と言い、ソロモンに向き直った。

「それではソロモンさん、できればご協力を。」

「もちろんだとも。あなた様には世話になった、今回は我が守る番だ。」

 こうして、ソロモンとケモドの協力関係を結び、俺たちはパーティー会場に戻るのであった。


Go new stage→

今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3ステージ11ミッション1いかがだったでしょうか?

メルシア父ことソロモンの再登場回がここで来ました!本当は出すつもりはありませんでしたが、話の成り行き的にその場に協力者がいても良いだろうと思い、出しました。皆さんはどう思いましたか?


次回も絶対に見てね byメルシア

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