ステージ5ミッション2:フォレト村へ行け(1)
前回までのあらすじ
アンナイによって、依頼を把握して選択。
さらに、快は無料で提供されていた木製の短剣を手にいれたのである。
俺はアンナイさんにこの依頼がどこなのかを教えてもらい、地図などで説明された。
「現在地はここで今回の任務であるフォレト村はここから東へ行き、谷を渡ったこの森の中心辺りにあります。最低で2日はかかりますか?」
「えーっと、コンパスとかってありますか?」
「コンパス?なんですか、それは。」
この世界にはコンパスがないのか。じゃあなんで方角の基礎云々の東っていう制度があるんだよ!
「じゃあ東がどっちかだけでも教えてください。」
「あちらです。」
えぇ…曖昧過ぎないか?いや、方角教えてもらえるだけでもいいか。
快は少し不安げだが、アンナイの言われた通りに行動を開始した。
街を出てから数時間が経った。道はしっかりと整備されていないが、ちゃんと人があるけるような感じで製作されているのが救いだと快は考えていた。
そういえば、東とは言われたけどもこのまま進んでも道に迷うだけだよな。何か方角が分かるもの…せめてコンパスが欲しい。
とありもしないだろう感覚で自分のポケットを漁っていたら、スマホが出てきた。
あっ、そういえばスマホ持ってたな。確かこの中にコンパスがあったよな。
それで快はスマホのアプリの中にあるコンパスを使って、東を目指した。異世界でもコンパスが使用できるとはと思いながら歩いていた。
スライムが現れた▼
突然、快の目の前にスライムが現れた。
スライムは雑魚敵って仁美が言ってた気がする。でも………
ヌメェェェ
という効果音がつくレベルでウネウネ動いてくるから、これは倒したくないな…。それに体がヌメヌメしてたら仕事に支障が出るやもしれない!なんとしても通らねば。
その時にアンナイが言ってた。
「魔物は便利なものなどをドロップすることがありまあすよ。それを売ったりしてお金にしたり、装備としても扱えるようになったりというやり方が存在します。」
お金にするか…いやでもこのスライムには家族がいるのではないか?父が社畜で母が主婦それで平凡な生活を過ごしているのかもしれない。そんな中で俺が倒してしまったら、このスライムの人生とその家族の人生…いやスライム生が悪いところに走るかもしれない。それでも俺g(ry
スライムは快をスルーした▼
スライムは快がそんなことを思っているのを知らずに快の真横を通りすぎた。快は思わずホッとしたのと同時にスライムに反射して写し出された自分の服装がまだYシャツだったことを思い出した。
ジウから上げるとは言われたけども断り続けたからな。これが冒険者の服装とは村の人たちからは思われないだろうな…。
快はキョロキョロしていると周りの草などを見て、ならばと思い、草を集めだした。
~数時間後~
快は"冒険者に見えそうな服"を製作した。▼
快は"緑カバン"を製作した。▼
快は作業しながら歩いてこの2つを完成させた。歩きながらしたのは、依頼を完全に無視するわけにはいかないのであったからだ。そして、もともと着ていたYシャツを緑カバンの中にいれてスッキリした表情で歩くスピードをアップさせた。
Go new mission →
今回も読んでいただきありがとうございます。ステージ5ミッション2(1)いかがだったでしょうか?最初に出てきたスマホがここにきて再登場!ここから快の冒険を役に立てる便利なものが出てきたと個人的には思っています。異世界でスマホ。おっと何か連想してしまいそうになりました、皆様もひょっとしたら思い浮かべたかもしれませんが、「社畜RPG」とはまったく関係がないです。勝手に連想してしまい、申し訳ありません。
それでは次回でお会いしましょう。




