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社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル3:家系
68/240

レベル3ステージ8ミッション9:チームミッション(6)

前回のあらすじ

オアシスに着いて、すぐに戦闘と思いきや、ファイターモンキーが広東語を話しているのに気づいて、快は話す。事情を把握すると快は連れていくことを提案した。

 快の提案により、ファイターモンキー約20匹を乗せることになった一向。さすがにこれではダメだと判断して、ランスロットは新しいでかい馬車を買ったのであった。


「すまない、ランスロット。」

「経費で落とすはめにはなったが、仕方ない。それよりもどうして急にこいつらを?」

俺はファイターモンキーたちの言葉が分かること話した。

「それはすごい力だな。この世界では絶対に見ないような能力だぜ?」

この世界で手に入ったわけではないのだが、これは聞く耳を持ちそうにないな。

「そういえば、憂人はどういう能力持ちなんだ?」

 ランスロットが気になったようで、憂人に聞いた。快もどうやってあのエリアに入れたのかを聞きたいと思い、同調した。

「黙秘する。」

 憂人はツンツンしているような雰囲気でそう言った。

「えぇ、なんでだよ?」

「迂闊に能力のことを人に話せば、いつ命が狙われてもおかしくない。…今でもね。」

確かにそうだ。この世界でこういうチート能力を話してしまえば、いつ命が狙われる環境になるか考えるだけでも恐ろしい。クソ上司もそれに気づいてやったと考え…られないな。あのお馬鹿上司なら、平気で周りの連中もとい街の皆に話していても不思議ではない。なぜだろうか…


 快はロイヤル王国手前につくまでに色々なことを考えていた。ガウェインの裏切り、ファイターモンキーの突然の出現、魔女の末裔。そして、フォレト村でのあの一件。

それら全てが繋がっているとしたら、それら全てをウィッチもといジラードが一人で行えるとは考えにくい。もし、あいつが瞬間移動や同じ自分を作れるといった能力があれば別なのだが…。いやそもそも、ジラード=ウィッチなのか?俺が夢でのことを問い詰めた時のあの反応…知らないような反応だった…どうしても嘘とは考えられない。ならいったい誰が、なんのために?

 そんなこんな思考する間に、ロイヤル王国手前で俺はフォレト村のことを記した紙をファイターモンキーたちに渡した。人の行動を学べるなら、地図を見ることも容易いだろうと考えてのことだ。

「ありがとうございます!この恩は一生忘れません!」

そう言い残して、ファイターモンキーたちとおさらばした。そこで憂人とも別れた。憂人は「ここまでくれば大丈夫でしょう。ほんじゃ、また会おっ。」と言いながら、馬車を後にした。俺たちもすぐに聖騎士の訓練所に行き、仲間たちとの再開を果たした。


~その後~

あたしは後ろから誰かが自分を気づいていた。あたしがミューズさんの場所を分かってのことやも知れないと思って着いてきたのだろう。あたしは回り角で左に曲がり、拳を構えた。それで、その人物がきたのと同時にあたしは拳をぶつけた。やはりな…着いてきていたのはこの男だったか。

「やっぱり、あたしを着けていたか。」

「な、何故バレた!」

「バレた?あたしがあの程度見切れるわけないでしょ。それにあなたがあたしをつけてくるんじゃないかとは分かっていた。だから、あなたを罠にはめたのよ。」

あたしがそう言い切るとその男は舌打ちをした。

「今だけは見逃してあげる。次は堂々と来るのね。」

あたしはそう言い残して、夜の闇の中へと消えていった。


Mission Clear!

Go new stage→



今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3ステージ8ミッション9いかがだったでしょうか?

ミッションが10に行かない回を久々に作ったので清々しさがすごいです!短いって素晴らしい(?)!ステージ9以降の話を少しだけ言いますと、ついに魔王の話について触れます!投稿して苦節約1ヶ月。魔王要素どこやねんって言われなくなる回がやってきたことを心から喜びます!


次回も絶対に見てね

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