レベル3ステージ8ミッション8:チームミッション(5)
前回のあらすじ
快は憂人をランスロット、パーシヴァルに紹介して一時的にパーティメンバーに加えることに。かくして4人はオアシスへと向かった。
オアシスに着いた後、4人は近くのファイターモンキーが住み着いている集落へ向かった。そこには数10体はいるであろう数が待ち構えていた。
「ランスロット、多すぎやしないか?」
「う~ん…俺が聞いた情報とは少し違うような。いても10体しかいないと聞いていたのだが…。」
ランスロットは頭をかきながらそう言った。そんな中、憂人だけは爽やかな顔をしていた。
「この程度の数なら勝てるでしょ。」
「いやいやこの程度って…相手はすごく多いんだよ?」
パーシヴァルがそう言うと、ランスロットは首を降った。
「チート能力保持者は違うということか。」
「…。」
憂人は黙ったが、別次元の世界であったあのバリアの中に入ってくるといい、ガウェインとあの3人を退けさせる強さといい、絶対にチート能力保持者だ。
「憂人さん、俺が援護します。だから、あなたは近接で。」
「了解。」
すると、憂人はファイターモンキーたちの前に出て、俺が後ろから援護する構えをとった。ファイターモンキーは突然現れた俺と憂人に困惑して、会話をし始めた。
「はっ!?」
「えっ」
ファイターモンキーたちが使っていた言葉は広東語だった。ゴブリンが日本語、ファイターモンキーが広東語…。どういうことだ?
「2人ともそいつらに肩入れするな!」
少し隠れていたランスロットがそう言いながら、出てきた。パーシヴァルも遅れてやってくる。
「この程度、簡単なんだろ!なら速くや」
「「うるさい!」」
俺と憂人はランスロットに向かって叫んだ。ランスロットは気迫に押されて、下がってしまった。それで俺たちはファイターモンキーに話しかけた。
「あんたら、どうしてこんなところにいるんだ?」
「えっ、人間よ。言葉が分かるのか?」
「そうよ。」
俺たちが頷いたことで、ファイターモンキーたちは安心して喋りだした。
「じ、実は我々…気が付いたら、こんなところにいたのだ。自分たちからここに来た訳じゃない!」
えっ、そんなことあるのか?こいつの言うことが真だとするなら、何者かがこの土地に呼び出したことになる。そうなった場合、犯人はガウェインたちの魔女の末裔になるな。
「そうなのか。それは不便だな、ならば俺から提案がある。」
俺は後ろにいたランスロットたちに話しかけた。
「こいつらを一緒に乗せててくれないだろうか?」
「は、はっ!?」
Go new mission→
今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3ステージ8ミッション8いかがだったでしょうか?
ここ最近、短めな回が何回かありますがご安心なく。決して、手を抜きたいわけではないです!あくまでもミッションの回なので、短めの方がいいかなと思い、短くしています。これからもこんな調子で続けていきます。
次回も絶対に見てね




