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社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル3:家系
65/240

レベル3ステージ8ミッション6:異世界人

前回のあらすじ

快は1VS4の状況下に置かれて、絶体絶命になっていた。そんな快を助けたのは謎の女性だった。

 女性に受け止められたガウェインは1歩後ろに下がって、その女性を睨み付けた。

「…。大丈夫ですか?」

その女性はガウェインを一瞥した後、俺の方に目を向けた。俺は「大丈夫。」と答えて、起き上がった。この女性は軍服を着ていて、肌が俺と同じぐらいだ。

「あなたは?」

「今はそうも言ってられない状況でしょ?」

ごもっとも。俺もその女性といっしょにガウェインと他3人の女性を見た。

「共闘をお願い致します。」

「もちろん。」

俺と女性は向かい合って構えた。ガウェインは頷きながら、その女性を見た。

「まさかこんなところで出会うとはな。異世界人No.01:ミューズ·ハウゼンの仲間にして、この世界に拳法を産み出した拳聖と言われる女性。異世界人No.08:李憂人(リー·ユジン)。」

李憂人と言われた女性は「知ってるんだ。あなた幹部ね。」と言った。

「あなたは異世界人ですか?」

「そうだよ。正式な自己紹介はこの戦いが終わってからね。」

そう言うと、憂人は動き始めた。気がつくと、ガウェインの腹に拳を当てていた。とんでもない速さで突っ込んで行ったのか。しかも、驚くことに憂人の拳がガウェインの剣を砕いていた。憂人の手にはバンテージが装備されていた。

「な、なっ!」

ガウェインも憂人の動きが見えなかったのか、剣が砕かれていて焦っている。

「何も見えなかった…。これが異世界人の力か。化け物かよ。」

そんなことを言いながら、ガウェインは後退りし始めた。女性たちにも目を向けて、撤退みたいな合図を送っているかのように見えた。

「逃げるのか?弱虫。」

憂人がガウェインたちを煽るように言った。ガウェインは舌を噛みながら、逃げ始めた。別次元の世界も消えて、俺は出られる状態になった。

「終わったから、改めて自己紹介だ。あたしの名前は李憂人。あなたと同じ異世界人で、中国人よ。」

「よろしくお願いいたします。俺は永瀬 快です。」


憂人はこの世界に来てから、約7年間過ごしてきたらしい。

「でもね。右も左も分からなかったあたしをここまで導いたのはミューズ·ハウゼンさんよ。」

ミューズさんは俺たち:異世界人の中で一番長くこの世界にいる人で、この世界のことを熟知しているらしい。

「でも、ミューズさんは表から消えた。魔女の末裔の追跡を逃れるためらしい。」

魔女の末裔は異世界人を狩りに狩り続けているらしい。いったい何が目的なんだ…。

「また、魔女の末裔が襲ってくるかもしれない。少しの間だけあなたを見守りたいからついていっていい?」

「い、良いですけども…。」

俺は成り行きで憂人さんをメンバーに加えてしまった。


Go new mission→



今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3ステージ8ミッション6いかがだったでしょうか?

快、明、仁美、一正以外の異世界人がここに来て登場させました。1つ気がかりなのが中国人風な名前なのはそうなのですが、リー·ユジンであっているのかがすごく気にしています。どう思いますか?


次回も絶対に見てね

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