レベル3ステージ5:全員の進化
前回のあらすじ
部屋に戻った快は、部屋にいたクレードネを追い払った後、メルシアとベットの場所決め対決をすることに
俺たちはいつの間にかベッドの周りを枕だらけにしていた。そして、俺はメルシアに敗北した。
「ゴボボボ。」
「やったぁ!メルの勝ち!」
メルシアが選択したのは左側の下を選択した。さらに、メルシアの要望に答えて、俺は右側のしたになった。そんなこんなのベッドの位置争いにくぎりがつくと、入口のドアがノックされた。
「おっ、ソラかボディラダのどっちかが帰ってきたのかな?」
快とメルシアがドアを開けると、そこには見知らぬ男性と男子が立っていた。
「えーっと、どちら様ですか?」
「誰?」
俺とメルシアが不思議がるとその男性はカードを取り出した。それを見て、俺は驚愕した。
「ボ、ボディラダ!?」
「えぇぇぇぇ!!!」
「そうだよ、私だよ。」
口調は少し面影を残しているが、顔がもはやイケメンであり、筋肉もない。元のボディラダはいかにもなオネェみたいな顔であり、脳筋みたいなキャラっぽかったのに。
「何があったらそうなった。魔改造か?」
「違うよ、私は戻ったのよ。」
もともとボディラダの容姿はこれらしく、ボディラダが唯一習った魔法:ドレスアップを解いたらしい。
「でも、どうして急に?」
「ここでは偽りなき姿で過ごしてほしいと頼まれたのよ。」
なるほど。聖騎士は表だって出るもの。だから、容姿が嘘だったら民衆の支持を損なう危険もあるということか。
「それで、ボディラダ。後ろの子は?」
俺がそう言うと、その男性は俺に飛び付いてきた。
「ご主人!」
「へっ?」
「その子、ソラ君だよ。」
その発言に俺はフリーズした。えっこの子がソラ?とてもじゃないが信じられない。
「クンクン。快さん間違いないですよ、この子、ソラ君です。」
メルシアの言い分によって、俺は信じざるを得なくなった。
ソラの人化、ボディラダのドレスアップ解除なども踏まえて、快たちはお互いのどの部分が強くなったのかを話始めた。
「俺の相手はランスロットだ。主に体力向上が主に施された。」
その結果、俺は全体的な筋力はもちろん、最大限の体力になるかもしれないと思っている。
「ご主人、自分は鳥として人としての戦い方をキールタさんに教えてもらいました。」
ソラの相手はキールタという人で、動物と話せる聖騎士らしい。戦闘方法に長けていて、ソラの得意な点ばかりを追究させてくれたみたいだ。さらに、ソラは人になる方法も伝授してもらったらしい。
「メルはクレードネさん。さっきいた人だよ。メルは地形把握の最速化と氷魔法の強化を施してもらいました。」
メルシアは氷魔法の強化も受けてもらったのか。氷柱以外にも色々、バリエーションが増えたことに嬉しさを感じる。
「私は主に力を内側から放出するやり方をガラハッドという方から教えてもらいました。」
ボディラダの筋肉は消えたのではなく、内側に潜り込んだらしい。それで攻撃時にその筋力を全部手に収縮させれるようになったのだとか、さらにこの力は武器にもできるらしい。
「皆、すごい成長したな。そのお祝いにさ。皆でパーッと食べようぜ。」
俺が提案すると、3人は喜んで、俺についてきてくれた。
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3ステージ5いかがだったでしょうか?
ソラが人化したのは驚きましたか?驚いた方も驚かなかった方もいるでしょう。実はソラが人化するという展開の伏線はありました。それは"3人"という表記が使われていることです。ソラはその時、鳥であったので、"3人"というのは違和感があります。それらは全てここのためでもあります。最初は一匹も使っていましたが、途中から変えました。他にも伏線はありますので、探してみて下さい。
次回も絶対に見てね