レベル3ステージ4:共同部屋での過ごし方
前回のあらすじ
食堂に着たときに、ジラードと会った快。そこで自分が命を狙われていることを知る。
昼食を終えたあとも、ランスロットによる修行は続いた。腰に重石を着けた状態で、あまり深くはない川を泳ぎきろっと言われた。何回か溺れかけたけども…。
「ボボホッボゥ!」
「ギャハハハッ!なんだ、その言葉は!」
ランスロットのやろう…と俺は思いながら泳ぎ続けた。
さらに次は、砂で作られた山をどれだけ速く往復できるかを時間で計り、タイムを今日中にどれだけ縮ませれるかを試されるのだ。ちなみに縮まなかったら、夕食を半分にされるのである。
「足がはまった!」
「速くしないと夕食は逃げるぞぉ!」
そんなこんなで1日があっという間に過ぎていった。快はくたくたになった状態で共同部屋のドアの目の前に来た。
「今日はガチで疲れたな。シャワーとかあれば良いのだけれども。」
ガチャッ
俺はドアを開けた。そこには
「良いじゃん、メルちゃん!」
「ダ、ダメです!」
リビングみたいなところでメルシアとある女性が言い合いをしていた。この人が、メルシアが言っていたクレードネさんか。
「あの、何やってるのですか。」
「あっ。」
クレードネさんが俺の存在に気づき、固まったのを見て、メルシアは俺の背後に来た。
「メルシア、何があったの?」
「クレードネさんがメルのしもべになりたいって言ってきたのです!」
あぁ、そういう…
「そう!妾はメルちゃんのしもべであり、最大のと」
「すみません、帰ってください。」
俺が率直にそう伝えると、クレードネさんは肩を落として、帰っていった。
「クレードネさんには苦労しそうだな。」
「そんなことないですよ!優しいですし!」
メルシアよ、お前の頭はお花畑か何かか?それとも、頭ハッピーセットなのか?これ以上、深掘りするとダメな気がしたので、俺は話を変えた。
「んまぁ、とりあえず、この部屋に何はあるのか見ておかないとな。」
「そ、そうだね!」
快たちが使用する部屋は四人部屋。部屋には風呂とシャワーなどが完備。そして、ベッドは二段ベッドで真ん中に道が間があり、そこから3人と話ができる。
「うわっ、部屋にクーラーみたいなものもあるのか。」
「クーラーって何ですか?」
俺はクーラーがどういうものなのかを説明した。
「なるほど、そういう代物なんですね。」
メルシアは俺が異世界から来たのだと知っている。そこでの知識だと解釈してくれた。
「なぁ、メルシア。今のうちに二段ベッド争いと行こうぜ!」
「乗った!」
俺とメルシアはソラ、ボディラダがいないなかでベッドの位置を決める争いを始めた。
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3ステージ4いかがだったでしょうか?
少し過激になったなと一瞬でも思ってしまったそこのあなた!クレードネさんは一応、聖騎士です。そのようなことをするわけがありません(多分)
次回も絶対に見てね




