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社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル3:家系
54/240

レベル3ステージ3:再会

前回のあらすじ

アルトリウスによって、快たちは聖騎士になることに。快の相方はランスロット。快は修行で重い鎧を着させられた。

 ランスロットの修行を一時的に止めて、快とランスロットは食堂に来た。

「ふぅぅぅ。腹が減ったぜ。快さん、好きなものを頼みなよ。」

「わ、分かった。」

修行のせいで、全身に激痛が入り続けている。さすがに、ここで食事するものなら、次の修行で吐くかもしれない。でも、何も食べないのもあれだから、何か頼むか。

 快は吐くことと栄養価を考えて、ポテトサラダみたいな何かを頼んだ。


さて、どこに座ろうかな。と俺は周りをキョロキョロしていると、ジラードが隅の方で食事しているのを見て、俺はジラードの向かいの席に座った。

「お久しぶりだね、ジラードさん。」

「久しぶりね。永瀬 快。」

 快はジラードを目の前で見て、止まった。フォレト村で会ったジラードはどこか関わりやすい人だった。だが、今では雰囲気が変わり、クールさが前に出ている。

「…フォレト村での機械。あれはなんだ?」

伝染病の感染拡大の機械だとは分かっているが、俺はストレートに聞いてみた。だが

「今は何も語る気はない。」

とジラードはそっけない態度を取った。俺はその態度に少し腹が立った。

「ジラードさん…あんた…」

「ご馳走さま。」

 ジラードは食べた皿を持って立ち上がって、返却しに行こうとした。それを快は止めた。

「まだ俺の話は終わってないぞ?」

「私は終わった。でも、1つだけ忠告をしようかな。」

ジラードは俺の耳元で呟いた。

「命を狙われているわよ。」

「!?」

 快はしばらく動けなかった。今まで恨まれることはあれど、命を狙われるという経験がないからだ。快が気づいた頃には、ジラードの姿はいなかった。


俺は真ん中らへんの席に座り、ポテトサラダみたいな何かを頬張りながら、さっきの発言を思い返していた。すると、軍服を着たメルシアがやってきた。

「快さん、来てたんだね!」

「おっ、メルシア。」

俺が言うと、メルシアは頬を赤くして、軍服を見せてきた。

「似合うかな?」

「似合うぞ、メルシア。」

メルシアはエヘヘと言いながら、隣に座ってきた。メルシアはジャンキーな骨付き肉を頼んだようだ。

「どうだ。修行は?」

「手伝ってくれる人が優しくてね!クレードネさんって言うんだ!」

メルシア曰く、クレードネはメルシアのことをすごく構ってくれる女性で、メルシアは修行も楽しんでいるらしい。それなら良かったと思った矢先、爆弾が飛んでくる。

「それで、クレードネさんがね、結婚しよって言ってきてね!」

ブッ!!!

俺はポテトサラダみたいな何かを吹いてしまった。それはもう、構うじゃなく、LOVEに変化してるやんけ。

「もちろん、お断りしたけれども…メルもクレードネさんのこと嫌いじゃないからどうしよう…。」

俺はこの先、触れない。この先、触れない。

 快は暗示で自分を誤魔化そうとした。

「そういえば、ソラさんとボディラダさんは?」

「俺は見てない、修行で忙しいからな。ただ、共同部屋は同じだから、夜に会えるだろう。」

事前にどこの共同部屋になるかは言われている。修行は夕方に終わるから。基本的には、3人とは夜でしか会えない。

「ほんじゃあさ、夜に修行の成果を皆で共有しようよ!」

「おぅ。いいぜ。」

俺はメルシアと約束をして、ポテトサラダみたいな何かを食べ終わり、食堂をあとにした。


Go new stage →


今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3ステージ3いかがだったでしょうか?

少しBL要素を少しずつ、入れ始めました笑。好きな方、望む方へ見ていただきたいという思いを込めました。こんな発言するならば、ボディラダ登場回で言っとけば良かったと思っています。


次回も絶対に見てね

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