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社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル3:家系
52/240

レベル3ステージ1:前を見るとき

前回のあらすじ

快は三度目の土下座をして、アンナイに聖騎士になりたいと告げて、許可をもらった。

俺たちは聖騎士関連で、アルトリウスの家を訪問した。あらかじめ、どの辺にどのような人物が住んでいるのかをスマホを使って、写真を撮っておいて正解だった。

「君たちどうしたんだい?」

「頼みがあって、ここへ来た。」

「こんな僕でも良ければ、話を聞くよ。」

俺たちはアルトリウスに案内されて、居間までやってきた。"こんな僕"か。気にしているのか。

「そんなことを言うなよ。こっちも改まらなくちゃいけなくなる。」

と言いつつ、俺はアルトリウスの召し使いの人たちに冒険者カードを渡した。

「君も丁寧になりすぎでしょ笑。」

アルトリウスの笑った顔を久々に見た気がするな。ランクアップ争奪戦では、どこか油断も隙もない状態を維持しているように思われた。

「あれからどうした?アルトリウス。」

俺がそう聞くと、アルトリウスは暗くなった。

「僕のせいで、この家の風評被害出るようになったんだ。父にも母にも落ちこぼれの役立たずなどを言われたよ。世の中世知辛い。」

 快は真剣に聞いていると今まで沈黙をしてきたボディラダ、メルシア、ソラが言った。

「周りを気にするなよ。お前の信じるところだけを信用するんだ。父がなんだ、母がなんだ。笑わせる。」

「そーだっそーだっ!」

「ホーケロッ!」

俺は手を出して、3人の声を止ませた。すると、アルトリウスはネガティブそうに言った。

「君たちには分からないさ。僕の気持ちなんて…」

「あぁ。分からない。」

 快は少しアルトリウスに渇を入れることにした。

「俺の大切にしている教訓があるじっくり聞いてくれ。"生きとし生きる者、過ごすは苦にあらず。道なき道のはてへ歩け。すれば光に到着す。"」

アルトリウスは真剣に聞いてくれた。

「世の中あまくないのは当たり前だ。だからこそ、自分で生きてみよ。と言われるんだ。抗ってみせよ。と言われるんだ。たとえ、どん底にいたよしてもだ。」

俺がそう言うと、ボディラダは拍手して、ソラ&メルシアは泣いていた。アルトリウスは少し天を見た。そして

「君たちの言う通りだ。僕はつまらないことばっかり気にしていたようだ。」

「それでこそ、アルトリウスだ。」

俺とアルトリウスはお互いに手を握りあった。そこにソラ、メルシア、ボディラダ、そしてアルトリウスの召し使いさんも誘い、俺たちは誓いあった。


 快はここへ来た理由を思い出して、アルトリウスに言った。もちろん、フォレト村での話、ジラードの話もしたのである。

「なるほどね。」

「できそうか?」

俺がそう言うと、アルトリウスは問題ないみたいな顔になった。

「僕の招待ということにすれば、行けるさ。」

それで、俺たちはアルトリウスに聖騎士育成場へ案内された。


Go new stage →



今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3ステージ1いかがだったでしょうか?

快の教訓が出てきました。これは言ってはあれですが、実はそれ。パッと思い付いたものなのです笑。こんな風に言っとけば、カッコいいやろ。的な安直な考えです笑。


次回も絶対に見てね

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