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社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル3:家系
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レベル3プロローグ:魔女の末裔と望み

前章のあらすじ

異世界転位して、冒険者になった永瀬 快は関わった村:フォレト村での事件に関連があるジラードを問い詰めるためにロイヤル王国へとやってきた。そこで様々な出会いをして、冒険者を満喫していた。そんなときに、聖騎士として動くジラードを見つけたのである。

~???~

「あなたから聞いていた以上の実力ね。永瀬(ながせ) (かい)は。」

「すみません。本当に何もない無能力者だと思っていたものですから。」

「言い訳は良い。」

「さらにどうやら、この永瀬 快の知り合いもこの世界にいるらしいのです。」

「それは良い情報ね。あなたに始末を頼むわ。名誉挽回してみなさい。」

「承知いたしました。」

「忘れないでね。私たち:魔女の末裔の目的を。」

 そう言って、魔女は細く笑うのである。


~時は進み、1日後~

俺はもはや、定評になりつつある土下座をアンナイにまたしていた。

「またぁ?何かあったの?」

ランクアップ争奪戦を終えて、家に帰った後、夜も眠れなかった。ジラードのことが何回も何回も頭の中を過り続けた。その考えが通じてしまったソラメルシアを起こしてしまったのが、悔やまれる。だから、俺は朝に結論を出した。

「アンナイ。俺、聖騎士になるよ。」

俺の地雷発言に吹いたのはアンナイではなく、ジウだった。アンナイは頷いている。

「しょ、正気かよ!?聖騎士ってあの聖騎士か!?」

「あぁ。」

俺は覚悟を決めている。どれだ辛かろうと聖騎士なり、ジラードに問い詰めると。

「冒険者はどうすんだよ?」

「冒険者:永瀬 快はしばらく引退だな。」

「えぇぇぇぇ!?そうなの?永瀬様?」

いつの間にやら、起きていたボディラダがやってきた。俺の兵士になると決めて、この家に住み着いたのである。

「俺がこの国にきた理由は、あの女性:ジラードに真実を教えてもらうためでもある。」

フォレト村で何をしていたのか、何を企んでいたのかを。さっきまで黙っていたアンナイが笑いながら、言った。

「あなたにはあなたの人生がある。私には私の人生がある。あなたの望みに協力的になってしまった以上、私からどうこう言える筋ではないわ。好きなようにやりなさい、快。」

この家の主みたいなアンナイが認めたことで、ジウも納得せざるを得なくなった。

「ただし、お金は稼ぎなさいよ?」

「分かってるさ。行くぞ、ソラ、メルシア。」

「ホーケロッ!」

「うん!」

「ちょ、私も行くわよ!!!」

ボディラダも行くことになり、俺たち四人はとある人物のもとを訪れた。


今回も読んでいただきありがとうございます。レベル3プロローグいかがだったでしょうか?

ついに始まったレベル3編。そして、暗躍する者たちの存在が外へ出てきました。ここから、永瀬 快がどのように関わるか、期待していてください!


次回も絶対に見てね

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