レベル2ファイナルステージ:聖騎士
前回のあらすじ
最後の試合であるアルトリウスVSシャルロッテの戦いはシャルロッテが魔導王の家系だと明かしたことで、フリーズしたアルトリウスを倒した。
俺たちは報酬の中身を見てみた。
「す、すげぇな。これ。」
「ホーケロッ!」
「こんなにお金が多いと、贅沢できる!」
ソラとメルシアはノリノリで見ていた。それをアンナイが盗った。
「これは没収ね。そろそろ、食費とか水道費とかを私のポケットマネーだけはダメだと思ってた頃合いなのよ。」
「えぇ、そん」
俺たちは悲しそうにアンナイを見ると、アンナイは恐い目で、俺たちを見てきた。二言なしの姿勢だな…。
「まぁ、俺たちの家を管理しているのはアンナイだもんな。仕方ない。」
俺がそう言うと、二人はしょぼんとなった。アンナイはこの話を聞いていて逃げようとしたジウを捕まえて、稼いだ分を寄越せみたいに手を動かしていた。ジウは逃げれないことを察して、ポケットから小銭を出して、渡した。
「そうそう。それで良いのよ。」
ジウも自分のお金の管理をアンナイに任しているようなものだからな。俺が苦笑いしていると、後ろからボディラダがやってきた。
「なら、私のあげちゃう。」
ボディラダが俺に渡してきた。だが、それもアンナイが奪った。
「ありがとね、ボディラダ。」
ボディラダは少し意見を求めようとしたが、アンナイの笑顔の気迫に押されてしまった。
「め、面目ないです。永瀬様。」
「いや問題ないよ。正直、俺もここまではしないとなって思っててさ。食っては寝てだったら、ニートと同じだもんな。元社畜である俺は少し許せないんでね。」
俺がそう言うと、ジウが頷いた。なんで、お前だよ。と思った。
「こっちですよ、皆さん。」
俺たちが戯れいる場所に、シャルロッテが何人かの人を案内していた。
「あれは?」
「剣聖の家系に仕える召し使いだ。」
なるほど、アルトリウスを気絶させてしまったシャルロッテが責任を持って召し使いを呼んで、アルトリウスを連れ戻させにきたというわけか。
「家系は金持ちなんだな。羨ましいぜ。」
俺がそんな呑気なことを思っていると、俺は召し使いの近くにいる聖騎士(?)の一人を凝視してしまった。
「ジ、ジラード!?」
そのなかには、フォレト村でゴブリンの伝染病を広めさせていた機械をいじっていた女:ジラードがいた。
「あの女性、知り合いなの?」
「あぁ、俺がこの王国に行くことを決めたのが、あいつなんだ。」
本当にいるとは思っていなかった。だが、あいつが冒険者でなく、聖騎士であるということに違和感を覚えた。
「あの女性に用があるのは分かるのだけれど、聖騎士出会うのは簡単には無理よ。出会えるのは剣聖の方々やその召し使い。または同じ聖騎士だけよ。」
アンナイに説明されて、納得した。ならば
Stage Clear!
See you next level →
次回予告
ジラードが聖騎士で剣聖の家系にいることが分かった快。それで快は聖騎士になることを決意!聖騎士の環境で新しい時を過ごす快たち。そこに待つものとは!?
レベル3編。今日の正午にて投稿いたします!お楽しみに!