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社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル2:新しい台頭
42/240

レベル2ステージ12ミッション8:ランクアップ争奪戦(8)

前回のあらすじ

ソラの怪我を見守った後、2回戦のクイズが出たが、快が考えていたこととは少し違い、作戦が破綻。ソラに続き、メルシアも脱落してしまった。

俺は学力で脱落してしまったメルシアをジウのところへ送った。その間、メルシアは文句をすごく言っていた。でも、俺が生き残ったという事実に「頑張ってね。」とだけ伝えて、別れた。

俺は決勝戦の面子が集う場所に来た。

「まさか、ガレンとミヨがここまで残るだなんて思わなかったぜ。」

「それはこっちのセリフだぜ、快さんよ。最近、冒険者になったあんたがここまで来れるだなんて誰も思わないぜ?さすが、異世界人だな。」

「異世界人!?」

ガレンがそう言うと、名雲が反応した。

「あ、あんた!まさか、日本人か?!」

「お、おぅ。」

俺がそう言うと、名雲は崩れ落ちて、涙を出した。

「良かった。ホントに同じ日本人に会えるだなんて思わなかった…。」

「俺も仁美とクソ上司以外に出会ったのは初めてだ。」

「あなた以外の方もいるのですか!!!」

俺がなだめると、名雲は自分がどういう経緯なのかを説明し始めた。

「自分はつい前に、この世界に来てね。右も左も分からずにここまで来たってわけさ。」

「えっ。ほんじゃあ、あんたも何かチート能力持ってるのか!」

「えっ、自分にそんなのがあるの?」

俺は一緒に(?)来た仁美と上司がチート能力を宿していることを話した。

「俺はなくてさ。言葉を覚えるのに苦労したぜ。」

「そ、そんなに大変な思いを…自分も頑張らなくては…。」

名雲は俺のことを思い、決意を固めたようだ。


「皆さん、こちらへ。決勝戦のくじ引きをしますよ!」

マルレッタに呼び出されて、移動を開始した。

「ガレン、ミヨ、名雲。俺と当たっても良い勝負にしようぜ。」

「もちろんだ。」

「相性的な問題もあるけれども、精進します。」

「快さんの方が先輩だから、当たりたくないな…。」

決勝戦はトーナメント制だ。ガレンとミヨはやる気だが、名雲は少し惜しんでる。こんなところに来るなよ笑とは思いつつも、当たった時は、ちゃんと尊重をしないといけないなと思った。


「さぁさぁ、決勝戦だ!生き残ったのはこの8人だ!」

マルレッタに言われて、俺たちは出てきた。

「圧倒的な力で無双!謎のエルフ:シャルロッテ!」

「剣聖王の家計の現剣聖!アルトリウス!」

「D+ランクの兄妹!ガレンとミヨ!」

「その体こそ最強の装備!ボディラダ!」

「アルトリウスと互角にやりやった男!ジルドス!」

「約1か月前、冒険者になった男!永瀬 快!」

「ついさっき、冒険者になった男!名雲 明!」

俺たちはそれぞれで会釈した。

「さーて、挨拶はすんだ!トーナメントを決めるとしよう!では、皆さん!このボックスから玉を取り出すんだ!」

俺たちはボックスの中から数字が書いてある玉を取り出した。

シャルロッテが8、アルトリウスが5、ガレンが4、ミヨが7、ボディラダが2、ジルドスが3、俺が1、名雲が6。つまり…


Aブロック1回戦が俺VSボディラダ、2回戦がジルドスVSガレン

Bブロック1回戦がアルトリウスVS名雲、2回戦がミヨVSシャルロッテとなった。



今回も読んでいただきありがとうございます。レベル2ステージ12ミッション8いかがだったでしょうか?

新しい異世界人である名雲 明が出てきました。彼は突然、この世界に来ててしまい、冒険者になってしまった不遇のキャラです。でも、ここから快と名雲は繋がっていきます。楽しみにしていてください。


それでは次回にてまた会いましょう

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