レベル2ステージ12ミッション5:ランクアップ争奪戦(5)
前回までのあらすじ
フォーメーションを組んで、良く進んでいたところにマッチョマンのボディラダが登場して、快たちに襲ってきた。快は勝てないと判断し、ミヨを頼る。
「どうしたんだ、ミヨ。げっ!」
ミヨに絡んだことでガレンも来たが、ボディラダを見て、ガレンは萎縮した。
「ガレン、協力してくれ!」
「いや、無理無理無理!」
ガレンは逃げようよしたが、その先は場外。
「仕方ないか。戦うんじゃなくて、後の時間は逃げるにしよう。ここからは必死で逃げるぞ。ソラ、メルシア。」
「ホーケロッ!」
「もちろん、全力で!」
俺たちはそれぞれで別れて、ボディラダとガレン&ミヨを近づかせた。
「あら、私から逃げ切るつもり?舐められたものねぇ。」
ボディラダは快に目をつけて、走った。ガレンとミヨは苦笑しながらもガッツポーズを取った。
「やっぱり、こっちに来るか。仕方がない。」
俺は筋力増加のバフをつけた。それでボディラダと同じぐらいの筋力をつけて、ぶつかり合った。
「バフを使えるの…でも見せかけで私を倒せるかしら?」
最初こそ互角だったものの、ボディラダが徐々に押し始めた。
「ぐ、ぐぉぉぉ!」
「声を出したら、力が増大するとでも?見せかけではそんなの意味をなさないわ!」
俺は押され続けて、潰されそうになった。
「ぐ、ぐ…。」
「なかなか良い戦いね。楽しかったわ。」
やられそうになったその時だった。
「ホーケロッ!」
ドンッッ!!!
ソラが俺を守るために、雷を打った。その拍子で力が抜けた瞬間に、俺は脱出して、雷を回避した。
「ありがとう。ソ」
俺の後ろから気配がしたから、振り向いた。そこには雷をくらって、首でも凝ったかのように首を曲げているボディラダがいた。
「効いたわ。でも、急に襲ってくるなんて悪い子ね。」
その瞬間にボディラダが消えて、ボコボコにされたソラが落ちてきた。
「ソラ!!!」
「その子はもう、戦えないわ。退場を進めるわ。」
ボディラダが言うように、ソラはもう意識が消えかかっている。これは仕方がない。
「ソラ、悪いが」
言いかけた時にソラが立ち上がった。ソラはまだまだやれるようだ。
「あれを耐えて立ってられるなんて、すごいわね。」
「…!ソラ、動くなよ。」
俺はソラに回復魔法をかけた。
「ホーケロッ!」
ソラはボディラダにボコボコにされてもなお、立ち上がれる意思があるようだ。俺が諦めかけたのが恥ずかしいな。
「回復魔法も持ってるのは厄介ね。ならば強気に行くしかないわ。」
ボディラダは体に気を溜めるポーズになり、力をため始めた。
「逃げるぞ、ソラ!」
残り10分
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル2ステージ12ミッション5いかがだったでしょうか?
今回はボディラダの強さを強調させる回になりました笑。ただの筋肉の塊と言ったら、あれですが、快たちを簡単には倒せる強さがあります。これは強くしすぎたか?と思ってしまいました笑。
それでは次回にてまた会いましょう