レベル2ステージ12ミッション4:ランクアップ争奪戦(4)
前回までのあらすじ
かなりの猛者がいるなか、快たちは120人の中でのバトルロワイヤル、ランクアップ争奪戦の1回戦に挑む!
周りの連中は、近くにいた者同士で戦い始めた。快たちにも襲いかかってきた。だが
「おらぁぁぁ!」
「氷柱!」
「ホーケロッ!」
「ぐはっ!」
メルシアが氷柱を立てて、敵に衝突させた。そこにソラが風で吹き飛ばして、場外にさせるという戦法をとった。それにより、間合い管理を完璧な状態にして、挑んでいた。
「ソラ、メルシア。疲れたら言ってくれ。すぐに回復を入れる。」
「ホーケロッ!」
「分かった!」
ソラはどうやら妖精たちとの修行で、風属性の魔法を覚えたらしく、その種類は数百ぐらいあるらしい。
「ソラ、雷も打てるか?」
「ホーケロッ!」
ドンッッ!!!!!
「ひぃぃぃ、化け物かよ!」
ソラは同じ天候関連で、雷も打てるようになっている。これはD+ランクより上のランクを行っても、おかしくはない。
「ソラ、あまり打ち過ぎないようにね。メル一人では少し持たないから。」
「ホーケロッ!」
まだ、ソラは疲れたの領域に入ってはいない。でも、雷を打つのはかなり疲弊するとヒラノから聞いた。だが、雷一発だけで周りのCランクの人たちはビビって、退いた。
「おやぁ、まさか雷を打てる子がいるとは思ってなかったわぁ。」
俺たちの前に、かなり巨大なマッチョマンが表れた。
「俺たちは弱いぞ…。」
「あらっ、謙遜は良いわよ?あなた方を見てね、私はゾクゾクするのよ!」
この人の口調…オカマで間違いなし。
「でも、Dランクだぜ。俺は。」
「あなたはまだ、ランクアップしきれていない。私はね、人を見る目だけはあるのよ?」
ということは強者は、人を見てランクを判別することができると。
「少し退屈してたのよ。拳を出したら逃げる。拳を出したら飛ばされる。だからね、あなたたち、私と…ボディラダと勝負しなさい。」
戦うのは回避できそうにないな。しかも、この人は絶対、ランクB以上はありそうだ。
「メルシア!」
「氷柱!」
「ホーケロッ!」
さっきまでの戦法をとり、場外負けにしようとした。だが
「フンッ!」
ボディラダは拳をつきだして、氷柱と風を吹き飛ばした。
「ソラ、メルシア!逃げるぞ!」
「ホーッ!」
「う、うん。」
俺たちでは勝てないかもと踏んで、逃走を開始した。それを追いかけるボディラダ。
「まぁだ、足りないわ。待てぇ!」
周りにいる連中をバッタバッタとなぎ倒して、追いかけてくる。だが、俺がこっちに逃げたのは
「えっちょちょ、来ないでよ!」
ミヨと合流するためだ。
残り20分
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル2ステージ12ミッション4いかがだったでしょうか?
少し補足を入れさせてください。チームで挑んでいる快たちですが、生き残った場合、全員ではなく、代表者がランクアップするという仕組みです。ただし、そのときまでメンバーが生き残ったら…ですが
それでは次回にてまた会いましょう