表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル2:新しい台頭
36/240

レベル2ステージ12ミッション2:ランクアップ争奪戦(2)

前回までのあらすじ

快が日常を過ごしている時に、アンナイからランクアップ争奪戦があることを知った快。ソラ、メルシアとともにランクアップ争奪戦に予約しようと行動を開始した。

俺たちは冒険者ギルドまで来た。そこには受付に並ぶ長蛇の列が出現した。

「す、すごいな…こんなにいるなんて。」

「ホーケロッ!」

「こんなにいるなかでトップ2を目指すの?メル、自信はないなぁ。」

 メルシアはやる気を少しなくしていた。

「大丈夫だ。安心しろ。知力テストは俺ができる。」

「えっ、できるの?!」

俺は過去にジウの家で過ごしていた時に、植物や虫、動物などの図鑑を何度も読んで、字を覚えた。そのときの経験があり、俺は自然とその図鑑の中を全て暗記したのである。

「だから、ソラとメルシアには戦闘で輝いて欲しいんだ。」

「ホーケロッ!」

「うん!」

俺たちは作戦会議をして、列の最後尾に並んだ。時間はかかるが、30分ぐらいかかるだろう。


~2時間後~

「長いよぉぉぉ!」

メルシアが文句を良い始めた。

「なんでこんなに遅いのさ!しかも、全然進まないし!」

「その原因はあれだろうな。」

俺が指をさした。そこにはある意味な紛争が起きていた。

「な、なんで?」

「2ヶ月に1回のランクアップ争奪戦…普通の冒険者にしたら、天国だ。だから、皆はどうしても、トップ2の椅子に座りたいんだ。だから、列を並ばなずに横取りしようとしてくる人がいるということさ。」

実際に、聞こえてくる声は「どけっ俺の場所だ!」や「俺の方がランクが高いから、前だろう?」みたいな発言などチラホラだ。

「メルが全員、凍らせてやる…。」

「それだけは止めなさい。」

俺が注意したことで、メルシアは落ち込んだ。でも、メルシアの意見は一理ある。このままでは、本気で参加できなくなるかもな。

 そんな時だった。

「あれっ、永瀬君じゃないか?」

そう俺を読んだのはアルトリウスだ。

「アルトリウス!」

俺がそう言うと、前にいた連中全員が、こちらを見てきた。そして、逃げ出した。

「あれっ?なんで、皆は帰っちゃったのかな?」

「絶対、あんただよ。」

この人はランクAAで全体の3番目ぐらいに高いランクだ。Cとかの連中にとってはとんでもない人が来たと感じるはずだ。

「まぁ、いっか。僕は受付に行くよ。」

「あっ、俺たちも。」

俺たちはアルトリウスについていき、さっきまで長蛇の列を並んでいたのが不思議なくらいスムーズだ。すると、まるでこの時を待っていたかのように他の冒険者も出てきた。

「あ、あれっ?さっきまでの人たちじゃない…。」

「メルシア、奴等はこの瞬間を待っていた人たち…猛者だ。」

さっきまでとは風格が違う。アルトリウスと比べたらそこまでだが、Cランクの取り巻きたちが簡単には逃げそうなくらいだ。これは嵐の予感がするぞ…。


Go new stage →


今回も読んでいただきありがとうございます。レベル2ステージ12ミッション2いかがだったでしょうか?

再び、アルトリウスが登場しました。皆さん、どう思いますか?アルトリウスはAA。快はD+ランク。この環境のなかで勝てるのだろうか?次回へ続く!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ