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社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル2:新しい台頭
33/240

レベル2ステージ10:決行

前回までのあらすじ

メルシアにブラッシングや元の世界の芸をいくつか見せて、仲良くなった快。

そして、決行の日は来る

俺たちは地下通路の門番をしている兵の手前まで来た。

「ほんじゃあ、私が先に行く。ジウ、ついてきなさい。」

「へーい。」

 ジウとアンナイは兵士の前付近まで来て、酔っ払いの振りをした。

「はにゃぁ、次はぁどこにぃ行くのぉ、ジウぅぅ?」

「そうだなぁ…ひっくっ。今度はあの辺にでも行っていこうへぇ。」

 このように近づいて、兵士たちに寄りかかった。

「な、なんですか、あなたたち!」

「そんなことぉ、良いじゃないれすかぁ。お兄さん方も一緒に飲みまよぉ?ねぇ?」

アンナイは普段の服装を、いつも以上に崩して、誘惑している。演技だからとはいえ、すごいな。俺は関心した。準備が整ったので、俺は自分とケモドとメルシアに透明バフをかけた。

この透明バフは、その名の通り、透明になれる。だが、最初から透明になる瞬間を見られている人と透明しているのだと人に認識されると見えてしまうという欠点がある。でも、そう簡単に今、目に写っている景色の中に透明になっている人がいるだなんて、少しも思わないだろう。だから、俺たちは兵士の間を素通りできた。

「は、離せ!我々は職務中だ!」

「良いじゃないかよぉ、俺たちと飲もうぜぇ。」

「そうよぉ、飲みは複数だと面白いわよぉ。」

俺たちが中に入る瞬間、アンナイにアイコンタクトを送られたが、返す余裕はなかった。


中はいたって普通の地下通路だ。蝋燭で道も照らし出されているので、視界はよい。そこを行くこと3分。

「こっちからお父様の匂いがします!」

メルシアがメルシアのお父さんの匂いが分かっているらしく、俺たちは走り出した。すると、先に走っていたメルシアが止まっていた。

「どうしたんだ。メル」

ブンッッッ!

その瞬間に、棍棒みたいものが振り下ろされた。そこに立っていたのはロボットみたいなやつだ。透明バフを見破ってきた。おそらく、これが最後の砦。これを倒したら、メルシアのお父さんたちは目の前だ。

「ケモド、メルシア。こいつは逃がしてくれそうになさそうだ。ここで倒すぞ。」

ケモドたちも覚悟を決めて、爪を構えた。

「来い、ソラ。」

俺はソラを鞄の中から呼び出し、参戦させた。ソラは「ホーケロッ」と元気に出てきた。

「俺が指揮をとる。ケモド、メルシアを軸に攻撃。遊撃にソラで行くぞ。」

「ホーケロッ!」

「分かった。」

「うん!」

俺は回復支援なため、攻撃こそできない。だから、社畜時代にハマっていた「三國志」のゲームの経験を生かす時だと思ったのである。


最初は、メルシアの氷魔法でこそ優勢だったものの、ロボットにはスタミナがないから、少しずつ劣勢になり始めた。

「ホー、ホー…」

「はぁっ、はぁっ…」

「キツい…」

俺はスタミナを回復させる魔法は持っていない。だから、とある方法を思い付いた。賭けではあるが、勝てる見込みが0になるぐらいならばと思い、俺は命令を出した。


Go new stage →



今回も読んでいただきありがとうございます。レベル2ステージ10いかがだったでしょうか?

すごぉく、思うことがあります。アンナイの今回の酔っ払いのフリで、少しアウトサイドに傾くのではないかと感じています。でも、過剰表現はしてないので、多分…。これは祈るだけです。


それでは次回にてまた会いましょう

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