レベル2ステージ6:姫
前回までのあらすじ
ケモドたちと再開して妖精の村から出ようとした矢先、探検家はなごたちに仕える妖精になることを決意。なごも了承してハヤ名前が与えられた。ハヤを妖精の村に残して、快たちは帰路についた。
快たちはケモドのこともあり、大急ぎでロイヤル王国へ戻ろうとしていた。
「1日でも速く姫様と王様の安否を確認せねば、俺の気が治まらない!」
「分かってる。だから、急いでるんだろうが!」
俺はせっかくだからと思い、ヒラノに教えてもらったバフ魔法を自分とケモドにかけた。すると、車並みの速さになった。
「これなら1日でロイヤル王国にもつけ」
ゴッ!!!
あまりのスピードアップと前方不注意のせいで快は岩に激突した。
「何やってるのさ。」
「まだその辺のコントロールが聞かないの忘れてた…。」
俺たちはそんなことを何回も起こしながらもロイヤル王国に1日で着いたのである。
俺たちは町に入り、四六時中走り続けた身体を癒すため、噴水前の椅子に座っていた。
「少し走り続けてしまった…これは休まなくちゃ…。」
「大丈夫かよ。」
ケモドに心配されて、俺は「大丈夫」だと言って、汗をタオルで拭いていた。そんななか、ケモドがそわそわしていた。
「心配か?」
「もちろんだ。この王国にいるのは間違いないからな。」
だが、そうしててもいずれ体力がきれそうだな。だから、話の話題は逸らさずにとある話を持ちかけた。
「商人のところへいかないか?」
この王国の左側には商人の町が広がっていた。そんな商人の店のなかで俺は一際でかい商店に目をつけた。
「ここは…」
「入るぞ。」
俺が堂々として店に入っていくのを見て、ケモドも覚悟を決めた。その商店には店長らしき人が立っていた。
「いらっしゃいませ!私はこの商店(一人経営の)の店長であるバイと申します。お客様、初めてのお方ですが、どうされますか?」
「この店で取り扱っている魔物や人を見せてもらいたいのだが。」
俺がそんな発言をすると、ケモドは唖然とした。冷静になって考えて、俺の方を見ると頷いた。どうやら俺の意図に気がついたのだ。
「分かりましたぁ、ではこちらへ…」
バイに連れてこられて、来た場所はあらゆるところが鉄格子の俺に閉じ込められてこちらを睨んでくるやつらがいっぱいだな。
「では、好きなものをお選びください。」
俺はケモドにアイコンタクトを送り、ケモドもそれを返した。俺らは左右で背中を引っ付けた状態で探し始めること3分。
「姫様…」
という声が聞こえたので振り返るとそこにいたのは真っ白く雪みたいな肌をしていて髪も白い少女。この子が獣人たちの女王か。
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル2ステージ6いかがだったでしょうか?
前回、気づきました。Go new stage じゃなくてミッションがつくときはGo new mission に変えるべきだったと思いました笑。今更では無理かと思い、放置しています笑。次回から気を付けます。
それでは次回にてまた会いましょう