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社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル2:新しい台頭
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レベル2ステージ5ミッション6:帰路

前回までのあらすじ

快はヒラノから修行をつけてもらえると聞き、回復魔法の全範囲の半分を伝授してもらい、2週間で使用できるようになったのである。

 修行を終えた快は荷物を持ってソラとケモドと探検家の人と再開した。

「おっ快さんも強くなった雰囲気がするぞ!」

「お前たちもな。」

俺とケモドはお互いにお互いのことを褒めあった。ケモドは始めて会った時と比べて、筋力が少し増えていた。それに加えて、雰囲気もかなり落ち着いた感じがしている。

「皆様、今回、集まっていただいたのはお別れの時が来たことを仰るためです。」

俺はこの2週間、ヒラノと仲良くなって聞いたのだが、妖精以外の生物がこの村に2週間以上いると体が妖精になってしまうと聞いた。さらに妖精になったら、この村に縛られて、永遠にこの村にいなくちゃならない、出られるのは人に召喚された時のみとも言われた。

 快が聞いた通りの説明をなごがして、ケモドは荷物の準備をしていないため、急いで取りに戻った。そんななか、探検家が挙手をした。

「何でしょうか?」

「私は妖精になりたいです。」

突然の地雷発言に俺たちは驚き固まってしまった。

「戻れなくなりますよ?それに体つきや性別はもとに戻らないかもしれませんよ?」

「えぇ、問題ないです。私は憧れていた妖精と出会えただけでも幸運です。さらに妖精になってあなた方と永遠にいられるのであれば、私は本望です!」

俺は頭を抱えてなごさんも苦笑して「覚悟がありなようで。」と言った。

「分かりました、では。」

なごが詠唱を始めると探検家の身体が光り、スライムのようにグネグネし始めた。

 1分後、探検家は男から少女型の妖精になった。

「これからは"ハヤ"と名乗りなさい。」

「はい!」

 ハヤはそう言うと元気に飛び回り始めたそれを見ていた快になごが

「あなたもなりますか?」

 と言ったら

「絶対に嫌です。」

 と快は笑顔で言ったのである。

「それでは快様、ソラ様、ケモド様。ヒラノとハヤが迷いの森の出口までご案内します。」

ヒラノとハヤが前に出て一礼すると俺も一礼した。

「それではここで自分たちとはお別れです。あなた方の幸運を祈ります。」

俺は「こちらこそ。」と一礼して、ヒラノとハヤに先導されて妖精の村を出るまで、俺は手を振り続けながら別れたのである。


ヒラノたちに案内されて、俺たちは迷いの森の入り口まで来た。

「ヒラノ、また会おうな!」

「うん!」

ヒラノは俺に抱きついて別れを惜しむように俺にしばらくの間、引っ付いていた。その間に俺はハヤから依頼クリアの紙を書いてもらった。

「ハヤとなれたのはあなた方のお陰です。このご恩は一生、忘れません。」

ハヤは何度も何度も俺に「ありがとう。」と言って俺も「どういたしまして。」と繰り返した。

「じゃあな。」

俺たちはヒラノたちと別れ、約2週間ぶりに人が作った道などを歩き、帰路についた。


Mission Clear !


Go new stage →



今回も読んでいただきありがとうございます。レベル2ステージ5ミッション6いかがだったでしょうか?

少し雑な終わりかたをしてしまったという自覚症状が出る一方でケモドの話を速くしないとと思ってしまうことがあります。申し訳ないです。これからはその辺りを意識していきたいです。


それでは次回にてまた会いましょう

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