レベル2ステージ5ミッション5:最強(?)になるための修行
前回までのあらすじ
妖精の村へつき、なごと出会った快たちはそれぞれでおもてなしをされた。
快担当になったヒラノと快は1日をともに過ごし、次の日に快は修行をしようと言われたのである。
「しゅ、修行を?ヒラノが?」
「うん!」
えっへんという顔になるヒラノに対して妖精が何ができるか分かっていない快は沈黙した。
「う、嘘だと思ってるな!!!」
「いや思ってはいないけど、妖精って何ができるか気になってさ。」
「妖精は色々とできるよ!火や水、土などあらゆる性質に自分を変えることができるのよ!」
へぇぇ。妖精は回復魔法が基本的だって仁美が言ってたが、そうでもないんだな。
「ソラやケモドたちも同じのを受けてる感じ?」
「もちのろんよ!あの探検家もおまけにね。」
それは絶対いらない気がするのだけれども…んま、大丈夫でしょう。
「それで俺に教えてくれるものは何かな?」
俺は期待を膨らませていた。
快は仁美や一正みたいにチート能力を持っていない。それに加えて戦闘経験も浅く、装備も木製の短剣なのでここで魔法が使えるようになることはここでの生存を大きくするということにも直決するのである。それで気になっていたのだが、答えは
「よくぞ、聞いてくれた!快っちに教えるのは"回復魔法"さ!」
回復魔法と聞き、もっと強いのを期待していたため少し落ち込んだ快である。
「なんでそんな顔になるのよ!回復魔法は最強だよ!」
仲間を回復できるからね…。
「癒す力もあるし、必中なのよ!」
確かにそうだな、"仲間に"。
「人の意思を聞くことができるのよ!」
それは仲間だから了承してくれるだろうさ。
「ならこれならどう?威力の上下もできるんだよ!」
それは良い情報だな。確かそういうのをバフとデバフって言うんだっけ。
「どうよ。これぐらいの要素があるならどんな風に感じる?!」
正直、回復魔法と侮っていたけれども仲間や自分にバフデバフ付けれるのは強いと思う。それにやはり回復魔法はパーティには必須だからな。
「分かりました、じゃあお願いします!」
「がってんしょうち!」
それで俺は"回復魔法"を伝授してもらうため修行を開始した。
修行はまず、魔法を使ったことがない快にヒラノは魔法とはどういうものかを教えた。
「魔法っていうのはあらゆる場所に点在する"想像魂"というものを認識してから、使えるようになるの。想像魂は空気のようなものだから少し時間がかかるかもだけれども頑張って!」
「了解。」
俺は毎日、朝~夜のすべての時間をこの想像魂を認識するため努力した。その結果、3日で魔法を唱えられる状態までなった。これにはヒラノも驚いていた。
「普通の人だと半年はかかる作業なのに…ま、まぁ良いか!とりあえず次に回復魔法を直伝!」
ヒラノが言うからには回復魔法は誰かを癒すのをイメージしながら、やり続けるのが正解だと聞く。他の火とかもそういう感じで行くらしい。
「ボクが教えられる最大級の回復魔法を教えるよ!しっかりついてきてね!」
「おっす!」
俺もいつの間にかヒラノの空気感を楽しんでいた。それでヒラノとの修行が楽しくなってしまったのだ。
~その状態を続けること2週間~
ついに快は回復魔法の半分以上を使えるようになっていた。
快は回復魔法を使えるようになった▼
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル2ステージ5ミッション5いかがだったでしょうか?
今回もまた言語取得の際に出てきた快のチートっぷりの努力がまた今回も出てきました。本当に自分で作っておきながらあれですが、チートですね、ある種の。
それでは次回にてまた会いましょう