レベル6ファイナルステージ:仲間(6)
前回のあらすじ
快とアルトリウスが死にかけたところでランスロットはしんがりを勤めた。
快とアルトリウスは仲間たちのもとへと戻ってきた。
「ご主人、アルトリウス様!」
「快さん、アルトリウスさん!」
「先生、アルトリウスさん!」
ソラ、メルシア、シュレディンガーは快と繋がっているため、すぐに反応することができた。他の仲間やシャルロッテなども出てきた。
全員で診療所へと向かった。快とアルトリウスはウィッチの言った通りで花吐き病と診断した。シャルロッテは深刻な顔になった。
「まずい。花吐き病を直せるのは忘れな草のみ。しかも、特殊なものだから全然集まらないよ。」
魔導王のシャルロッテだからこそ説得力があった。色々な人たちが顔を青ざめていた。だが、仁美とメルシアはそんな顔を見せなかった。
「絶対に先輩は失いたくない。」
「メルの主人、愛しの方。絶対に救うから!」
仁美とメルシアは直ぐ様動き始めたが、それをシャルロッテは槍で止めた。
「忘れな草、それも白銀の忘れな草。それを集めるのがどれだけ難しいことか分かってるの?」
そう言うが、仁美とメルシアの決意の顔は変わらなかった。シャルロッテはそれを見て、ため息を出した。
「それだけ愛されている快君羨ましいな。分かった付き合うよ。でも条件があります。」
シャルロッテは少し間を空けた。
「わたくしもその輪に入れてくれない。わたくしはね、快君みたいな人に従いたいの。」
シャルロッテはそう言い、快の仲間に加わった。
シャルロッテが仲間になった。▼
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次章予告
花吐き病にかかった快とアルトリウスを救うべく動き出した仲間たち。だが、それはいばらの道だった。
次章、レベル7:忘却の香編。明日午前9時から投稿開始!




