レベル6ステージ10:疑いのまなざし
前回のあらすじ
快は憂人とミューズから裏切り者が誰なのかとウィッチの目的に関連するものを教えてもらった。
家に帰った後、仮眠を取っていた。そんな時にアンナイが起きてきた。
「おやっ、早いですね。今日は。」
「あぁ、良く眠れたからな。」
これまで1ヶ月連勤したことがあるため、快の仮眠は普通の人の良い睡眠と同じなのだ。
「朝ごはん作るからちょっと待っててね。」
「分かった。」
アンナイと話した後、快はずっと裏切り者のことを考えていた。
(分かっているのはソラ、メルシア、シュレディンガーは俺と繋がっているから絶対に違う。仁美や明も異世界人であるから、味方する必要がない。ファルシオンは何を考えているか分からないが、仁美と同じ匂いがするから除外。ジラードはウィッチを目の敵にしているし、向こうもそうだ。つまり、結果的にアルトリウスたちの聖騎士組とシャルロッテぐらいしか思い当たらない。そしてひょっとしたらでアンナイとジウ、ここに直接的に関わりはないがガレンとミヨ。その中から最低でも4人。そのうちの1人があいつ。)
快はすぐにでもそいつを問い詰めたい気分があった。だが、言いくるめられたら意味がないし、"アルトリウスからの信用を失うかもしれない"と判断して快は思考をストップした。
朝になり、皆が起きてきた。アルトリウスと明はすぐに快の場所まで来た。
「大丈夫だったのか、昨日は!」
「あぁ、大丈夫だ。」
快はそれだけ伝えて朝食に手をつけた。
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今回も読んでいただきありがとうございます。レベル6ステージ10いかがでしょうか?
快の思考のなかに"アルトリウスからの信用を失うかもしれない"とあります。それはつまり…?
次回へgo! by仁美
 




